わが家のペットたち

私の朝は忙しい。メダカ30匹ぐらいと、犬２匹、猫２匹のエサやりから始まる。
メダカは静かに待っているが、犬や猫はやかましい。
特に犬は〝腹減った〟コールがすごくて、私がメダカに餌をやり、
喜んで食べている様子をながめていると、
家の中から催促の鳴き声が聞こえる。

夫が仕事に出かけた後のひと時、ペットたちを相手に忙しい、
でも楽しい時間を過ごしている。
でも、最近ふと思うようになった。
これも歳をかさねてきた証しだと思うのだが、
もし、２人暮らしのわが家で、事故か病気で
家を留守にしなければならなくなった時、
このペットたちはどうなるのだろうか……。
若い時はそんなことなど、何も考えずに
動物好きの私はペットの数をふやしてきた。

今でもペットはわが家の潤滑油であることには違いないのだが……。
誰もいない家でペットたちが空腹で泣き叫んでいる姿を想像してしまう。
……とにかく、ペット達のためにも元気でいなければと、
思いを新たにしたところである。