あのうの幸せトンボ

日々の何気ない出来ごとを、思いつくままに……。

ふじ

2012-05-17 20:29:23 | 日記
わが家には鉢植えの藤の木がある。
植木市に行って5.6年前に買ってきたものだ。
花の咲く時期になると例年可哀そうなくらい
多くの花をつける。
しかしである。いつ花が咲くのだろうかと
今年も心待ちにしていたら
花の代わりに葉っぱが次々と芽を出し
今はふさふさと立派な葉っぱのオンパレード。
つまり、花を付けるのを省略してしまったのである。

人に聞くと肥料を冬の間に与えすぎたのが原因だという。
今年も立派な花を咲かそうと与えすぎたのが悪かったのか?

藤にとってみれば、ご褒美(肥料)を貰おうと
頑張って花を咲かせてご主人さまの機嫌をとらなくても
こんなにたくさん貰ったのだから今年は頑張るのを
やめよう!てなことで花をつけるのをやめたのか?
そう考えるとなかなか知能犯である。

「ハングリー精神」は藤にも必要なのか?

人間にとってもこれは当てはまる事だと思う。
あまり物を与えすぎるといい結果が出ない。
少し足りないぐらいが丁度いい。
貪欲はいけないが、もっともっとと上を目指す気持ちは
生きていく上で大切だと思う。

私も「美人薄命」の「薄命」の時期は過ぎて
しまったらしいので容姿はこの程度で満足するとして
まだまだ励まねばならぬものがたくさんある。

それでは
今から三味線の稽古でもしましょうか。
努力は嘘をつかないというから…。


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