


あらすじ(「BOOK」データベースより)
齢八十を越えてもなお堀田家の大黒柱として、古書店“東京バンドワゴン”を切り盛りする勘一。そんな勘一をお目当てに通ってくる女性が現れて、一家は色めき立つ。しかし、その出会いが思わぬ家族の秘密を連れてくる…。さらに、蔵から大事な稀覯本が盗み出されて、店は大混乱。次々に新たな謎が舞い込む堀田家を救うキーワードは「母の愛」。女性のパワーで家族の絆を結び直す作品。





東京バンドワゴンシリーズ第7弾

やっぱり面白いです。最初にサチによる堀田家の紹介・四季の描写・朝食での家族の会話。これまでと同じだけど同じじゃない。家族が成長している分、ますます読みごたえがあります。勘市が「ややこしい事情のオンパレードみたいな家ですからな」と自分の家を言うのですが、本当にありえないほどややこしい。でも絆がしっかりあって、そんなことには動じない素敵な家族、それが堀田家なのです。
冬春夏秋それぞれ1話ずつ、それぞれ2つの問題を堀田家の面々とその仲間が解決していく中で、私は堀田家の一員のように笑ったり、泣いたり、納得したり。本当に声に出して笑っちゃうんです。読み終えて家族っていいな、仲間っていいな、人間っていいなって心がほっこり温まるのです

かんなちゃんと鈴花ちゃんのかっこいい男の人を好きになるところ、今後も楽しみ

