


あらすじ(文庫本背表紙より)
パン職人を目指して日々精進する綾香に対して、芭子はアルバイトにもなかなか採用されない。そんなある日、ビッグニュースが!綾香が商店会の福引きで一等「大阪旅行」を当てたのだ。USJ、道頓堀、生の大阪弁、たこ焼き等々初めての土地で解放感に浸っていた彼女たちの前に、なんと綾香の過去を知る男が現れた……。健気な女二人のサスペンスフルな日常を描く人気シリーズ第二弾。





「いつか陽のあたる場所で」の続編です。その感想文はこちら。
刑務所を出てきた2人が、自立をめざし、お互いを思いやって生活をしているその様子に凛としたものを感じました。描かれているのは普通の生活、その生活を送っているのが罪を犯したことのある人だと、その普通がいかに難しいか考えさせられました。「梅雨の晴れ間に」で芭子はジェットコースターに乗って”生きてる”と感じる。綾香は明るく振舞っていても、寝ているときにうなされている。そんな2人の様子に、罪を犯した事実は生活に影を落とし、心に影を落とすんだと認識させられます。
でも2人は前を向いて生きています。やりたい仕事も見つけ、夢も持ってています。お互いを思いやっています。その姿勢に深く感銘し、エールを送りたくなるのです

また、ぽっち(インコ)の様子や季節の描写が色彩が見えるようで、とても素敵でした
