


あらすじ(文庫本背表紙より)
豪邸の庭に埋められていた白骨死体は誰なのか?犯人が黙秘を貫く中、警察は押収した手記をもとに、被害者の特定を試みるが…。警視庁の桂島刑事から相談される、迷宮入り寸前の難事件の数々。それを解き明かすのは、頭脳も美貌も態度も規格外のミステリー作家・吉祥院慶彦。痛快無比!本格推理の傑作。




被害者は誰?目撃者は誰?探偵は誰?名探偵は誰?の4編が収められています。タイトルだけで、犯人を捜す普通のミステリーじゃないことがわかります。どの作品もどんでん返しがあり、最初の作品で「えっ!」と驚かされ、もう二度と騙されないと思って読んでいるのに、まんまと騙されて読みました。楽しみました。種明かしをされてもなお、私の頭の中は「???」なんてことばかり。騙された内容が、頭の中にはびこって、すんなり種明かしを受け入れられないのです。私の頭が悪いとしても、そのどんでん返しっぷりは見事でした! 刑事と探偵役の作家のやりとりは、作家が刑事を馬鹿にするパターンなのですが、ユーモアがあり声を出して笑っちゃいました。探偵役の作家はちょっと先走ったり、間違ったりすることもありますが、それでもその視点は鋭く、テンポよく読み進むことができました。ミステリー要素が強く、その中にユーモアもあり、おもしろい作品でした
