Days of Dragonflies & Moths

トンボや蛾に関わる記事中心。
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写真集「関東甲信越のトンボ2010plus」

マ行のトンボ

2007年10月03日 | トンボ
 いよいよ秋も深まってきた。
 体もやっと空いたが、今度は天気が悪い。
 今日も野暮用の予定だったが、とりあえずそれがなくなったら、今度は時間を
 もてあましてしまった。時計を見るとお昼にかかる頃だ。今からなら、小一時間
 ミルンでも見に行けるな・・・そう思って出かけてみる。

 ミルンに会える可能性は、低く見積もっても90%と思っていたが、予想通り
 ミルンにはすぐに遭遇した。
 しかし見るのと写すのでは大違い!半ば摂食飛翔のような感じで、行動半径も広い
 ので、シャッターチャンスさえ掴めない。
 しばらく粘っていると、一頭が間近で往復飛翔をはじめた。
 チャンス到来か?!しかし、そのミルンは根性がなくて、すぐに高いところに
 止まってしまった。遠くてピントが合わせられない!
 ミルンファンには申し訳ないが、自分の中ではミルンにはあまりステイタス的なものを
 感じられず、コシボソやタカネのように写したいっ!という気持ちになれない。
 でも、その内ホバリングの綺麗な写真を撮りたいものだ。

 

 その後もチャンスはなく、そろそろ帰り時刻となってきた。
 このまま何も写さないのもなんなので、そばにいたミヤマアカネを写してみる。

 
 
 

 基本的に開放でハイスピードシンクロ撮影。要はミルンの為のテスト撮影も兼ねている。
 200ミリマクロで距離目盛が大体1メートルのあたりだ。ストロボはこのモードでは
 オートになってしまうので、発光量を押さえるために焦点距離を最小にしている。
 (A★Macro 200mmでは、カメラ本体の方で焦点距離を読めないので、ストロボの
 照射角度もマニュアル調節になる)
 一枚目は、1/180、二枚目は、1/250、三枚目は、1/350。三枚目はたまたま連写した
 二枚目のカットで、ストロボが発光してなくて自然な絵になっている。
 この状況では大体1/250くらいで適正となっていたが、+-を好みで設定できる例の一つだと
 思う。自分は目のF値が落ちているので、見た目の印象は二枚目と三枚目の中間くらいだろうか?

 直接関係ないが、最近、トンボを写す機会が増えて、またRAWで写すことが増えた。
 今更ながら・・・というか、夏に裏ヤンマ静止を写した際に気がついたのだが、
 RAWとjpeg記録では思ったよりもかなりクオリティ感が違う。Jpegはカメラ内部処理で
 RAWの場合は現像ソフトに依存すると言うのもあるんだが、RAWの方がその言葉通り、
 やはり生々しい。自分の感覚的には、Rawとjpegには、ポジとネガくらいの違いを感じる。
 (Mac OS10.4.xのプレビューではRawも直接見ることが出来るが、jpegとの画質の鮮度
 の差がよくわかる)
 但し、RAWも現像後、フォトショップに立ち上げた段階でほんの僅かだが、解像が
 劣化するのがわかる。(jpeg保存しているので当然ではあるが、割とはっきり視認できる)
 RAWのままの状態で画像が表現できたら素晴らしいと思うのだが、まだまだ難しいのかも
 しれない。