ここのところフィールドに出られない日が続いたが、やっと身辺も一段落し、
とりあえずは慣らし運転として、低山の様子を見に出かける。
7月前半ほど蛾影は濃くはないが、よくよく見ると、ミクロを中心に面白そうな
メンツが顔を揃えている。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/21/07/9c4da7a0955c9468a60658b18ea77274.jpg)
中でもひときわ目立ったのが、ルリモンクチバ。今まで見たルリモンクチバより大きく
見え、随分黒っぽいので新顔か?と思ったが、新鮮な個体であったためであろうと
思われる。
カトカラは殆ど飛来せず、ヤガではモンシロムラサキクチバの姿が目立つばかりだったが、
かろうじてキシタバだけ飛来した。まだ新鮮な綺麗な個体だ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/67/ef/ae275b6b04ff0f9ca3442c5f80f58732.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/53/19/975bb381238ffedef7725c2d36383b85.jpg)
またひときわ目を引いたのが、夜のコミスジ。。。
そんな感じで、イマイチパットしない夜ではあった。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/49/cd/d0c974b73fe0ffd758e547b734f0a037.jpg)
1.シロスジヒメエダシャク 2.シロオビオエダシャク
3.キオビカナサンツトガ 4.ミミズク
シロスジヒメエダシャクは珍しい蛾と言えそうだ。まだ出会うのは二度目である。
白いエダシャクでは、ミスジシロ、バラシロ、フタホシシロなどいつものメンツに
加え、比較的低山では珍しいホシスジシロエダシャクも見られた。
このポイントで時々見かけるシロオビオエダシャクは、他ではまだ会ったことがない
が、二化目の個体だろう。頭が黄色く近似のシャンハイオエダシャクにも似るが、
全体的な雰囲気がおとなしめでちょっと毛色が違う気がする。
ソトモンツトガは時々見かける蛾だが、今夜のはずいぶんと色調が暗く、オレンジ色の
線も一本しかないので、変異かと思い調査したところ以下参照。
蛾像掲示板に問い合わせたところ、蛾類通信242に出てるキオビカナサンツトガがよく似てると、
Kawaさんからご教示頂いた。当然初物。この辺でもまだまだ新記載が出そうな感じである。
ミミズクは夏になると灯火で見かけるが、面白いのでついつい撮ってしまう。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1b/ce/d4366887b1eab6eef6505b5621c3601b.jpg)
ectropisは、最近スルーしがちだったが、たまには撮っておこうと思って撮影。
線の曲がり具合からフトフタオビエダシャクの一種だと思われる。・・・の一種と
いうのは、最近、食草に基づき、更にDNAの検討を加えて二種に分かれたらしいから
である。元々面倒な仲間が更に細分化されると、近くて遠すぎる存在になって
しまう。DNAの話題を持ち出すと、まだ拒否反応を示す人もいて、まるで異端の
ように目の敵にされているような気配さえ感じることもある(苦笑)。別に自分は
DNA検査マンセイではないが、そういう研究成果も出ている・・・ということを、
その事実を伝える必要のある時に、話題に出しているだけなんだが、自分もその手先
・・・なんて思ってないだろうが・・・みたいに思われるのも何だかシャクだ。
(おあとがよろしいようで・・・)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/23/8e/8099cf04ede49c10b1a31c84df74344b.jpg)
今年はお目にかかる頻度の比較的高いムラサキシャチホコと、県内では初めて見た
サカイマルハキバガ。ムラサキシャチホコは縦位置だと、ただのくっきりした模様の
シャチホコにしか見えない。実際は横位置に止まっていたものを縦中横にしたもの。
サカイマルハキバガは黄色を基調とした美しいミクロだ。
それでは、今回の初顔。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5a/bb/04dd218102f3f6db1bdc82222a65d68a.jpg)
ミクロを中心に低山だけの割に多くの初顔があった。
但し、マダラメイガ系は怪しい同定もあるので、もう一度あとで見直した方が良いかも
しれない。
1.ナシモンクロマダラメイガ 2.フタモンマダラメイガ(多分二化目)
3.ホソアカオビマダラメイガ
4.ウスアカオビマダラメイガ?(acrobasisとは違う属のようで、ますます紛らわしく混乱する)
5.ホソバキホリマルハキバガ(前々から会いたかった大型のマルハキバガ)
6.スジウスキキバガ 7.ハチノスツヅリガ(意外に大きめ。これも会いたかった種類)
8.ツマキハイイロヒメハマキ 9.マダラギンスジハマキ 10.スギカサヒメハマキ?
11.カタキマルハキバガ 12.クロヘリキバガ
13.リンゴケンモン(初めて見るタイプのケンモンヤガ。白黒系だが、
ちょっとアオケンモンの雰囲気も併せ持つ)
他にも不明ミクロなど若干目を通してないが、当座14種を追加。
通算1386種となり、1400種も射程距離に入ってきた。
尚、8/4分 裏ヤンマの投稿は後日時間のあるときに・・・。
とりあえずは慣らし運転として、低山の様子を見に出かける。
7月前半ほど蛾影は濃くはないが、よくよく見ると、ミクロを中心に面白そうな
メンツが顔を揃えている。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/21/07/9c4da7a0955c9468a60658b18ea77274.jpg)
中でもひときわ目立ったのが、ルリモンクチバ。今まで見たルリモンクチバより大きく
見え、随分黒っぽいので新顔か?と思ったが、新鮮な個体であったためであろうと
思われる。
カトカラは殆ど飛来せず、ヤガではモンシロムラサキクチバの姿が目立つばかりだったが、
かろうじてキシタバだけ飛来した。まだ新鮮な綺麗な個体だ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/67/ef/ae275b6b04ff0f9ca3442c5f80f58732.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/53/19/975bb381238ffedef7725c2d36383b85.jpg)
またひときわ目を引いたのが、夜のコミスジ。。。
そんな感じで、イマイチパットしない夜ではあった。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/49/cd/d0c974b73fe0ffd758e547b734f0a037.jpg)
1.シロスジヒメエダシャク 2.シロオビオエダシャク
3.キオビカナサンツトガ 4.ミミズク
シロスジヒメエダシャクは珍しい蛾と言えそうだ。まだ出会うのは二度目である。
白いエダシャクでは、ミスジシロ、バラシロ、フタホシシロなどいつものメンツに
加え、比較的低山では珍しいホシスジシロエダシャクも見られた。
このポイントで時々見かけるシロオビオエダシャクは、他ではまだ会ったことがない
が、二化目の個体だろう。頭が黄色く近似のシャンハイオエダシャクにも似るが、
全体的な雰囲気がおとなしめでちょっと毛色が違う気がする。
ソトモンツトガは時々見かける蛾だが、今夜のはずいぶんと色調が暗く、オレンジ色の
線も一本しかないので、変異かと思い調査したところ以下参照。
蛾像掲示板に問い合わせたところ、蛾類通信242に出てるキオビカナサンツトガがよく似てると、
Kawaさんからご教示頂いた。当然初物。この辺でもまだまだ新記載が出そうな感じである。
ミミズクは夏になると灯火で見かけるが、面白いのでついつい撮ってしまう。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1b/ce/d4366887b1eab6eef6505b5621c3601b.jpg)
ectropisは、最近スルーしがちだったが、たまには撮っておこうと思って撮影。
線の曲がり具合からフトフタオビエダシャクの一種だと思われる。・・・の一種と
いうのは、最近、食草に基づき、更にDNAの検討を加えて二種に分かれたらしいから
である。元々面倒な仲間が更に細分化されると、近くて遠すぎる存在になって
しまう。DNAの話題を持ち出すと、まだ拒否反応を示す人もいて、まるで異端の
ように目の敵にされているような気配さえ感じることもある(苦笑)。別に自分は
DNA検査マンセイではないが、そういう研究成果も出ている・・・ということを、
その事実を伝える必要のある時に、話題に出しているだけなんだが、自分もその手先
・・・なんて思ってないだろうが・・・みたいに思われるのも何だかシャクだ。
(おあとがよろしいようで・・・)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/23/8e/8099cf04ede49c10b1a31c84df74344b.jpg)
今年はお目にかかる頻度の比較的高いムラサキシャチホコと、県内では初めて見た
サカイマルハキバガ。ムラサキシャチホコは縦位置だと、ただのくっきりした模様の
シャチホコにしか見えない。実際は横位置に止まっていたものを縦中横にしたもの。
サカイマルハキバガは黄色を基調とした美しいミクロだ。
それでは、今回の初顔。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5a/bb/04dd218102f3f6db1bdc82222a65d68a.jpg)
ミクロを中心に低山だけの割に多くの初顔があった。
但し、マダラメイガ系は怪しい同定もあるので、もう一度あとで見直した方が良いかも
しれない。
1.ナシモンクロマダラメイガ 2.フタモンマダラメイガ(多分二化目)
3.ホソアカオビマダラメイガ
4.ウスアカオビマダラメイガ?(acrobasisとは違う属のようで、ますます紛らわしく混乱する)
5.ホソバキホリマルハキバガ(前々から会いたかった大型のマルハキバガ)
6.スジウスキキバガ 7.ハチノスツヅリガ(意外に大きめ。これも会いたかった種類)
8.ツマキハイイロヒメハマキ 9.マダラギンスジハマキ 10.スギカサヒメハマキ?
11.カタキマルハキバガ 12.クロヘリキバガ
13.リンゴケンモン(初めて見るタイプのケンモンヤガ。白黒系だが、
ちょっとアオケンモンの雰囲気も併せ持つ)
他にも不明ミクロなど若干目を通してないが、当座14種を追加。
通算1386種となり、1400種も射程距離に入ってきた。
尚、8/4分 裏ヤンマの投稿は後日時間のあるときに・・・。
コメントありがとうございます。
そちらでは、最近、蛾が充実されてますね。
特にノコギリスズメは会ってみたい蛾です。