センス悪いレイアウトですが・・・汗、旧年中の成果です。
今年もトンボ年でがんばりますので、よろしく!
そんなこんなで、新年早々のアホ実験。
またテレコンだ(笑)。
実は、シグマのEXDGテレコンが以前から欲しかったのであるが、
何故欲しかったのか?性能よりもモノとしての質感による収集欲
と言うことにしておこう(これとは別にアホ実験の為に揃えたい
アイテムがあり、その購入の足しになるポイント稼ぎも兼ねるという
目的もあったことにしておこう・・・笑)
それが中古で半額以下で出ていたので、買ってしまったのだ。
シグマのテレコンは前玉がやや飛び出しており、マスターレンズの
後群にその分だけ前玉が近いため、画質のロスが少ないと思われ、
また、DG仕様、APOレンズ使用による画質keep力?に期待した部分
もあった。要は、DA300につけて使ってみたかったのである(苦笑)。
注目点は、テレプラスとの画質差なのだが・・・
はっきり言って、テレコンの性能よりも、撮影時のコンディションやら
撮影能力やらによって結像が左右される確率が圧倒的に高いのは、承知
してのことである。
あとは、テレプラスに出やすいフレアが、シグマテレコンではどのくらい
まで抑えられるか?が焦点となる。
そして、テレプラスではいい加減になってしまうAFはどうか?
持ち出す前に試してみたが、ビクともしなかった(?)
DA300では、AFは作動しないようだ。。。
以下はDA300mm+EXDG1.4Xの画像で、いつもの等倍切り出しノンレタッチである。
まずは、そのフレアチェック。
ちょうど地表近くに虫がいたので写した。
ピントもいい加減だが、何だかフレアっぽいぞ?
これは、後日、その気があったら(笑)再検証しよう。。。汗
続いて・・・
あらま!これはまた壮大なフレア!?・・・というのは嘘で、草カブリしたまま写した
からである。もう少しアングルを選びたかったが、鳥の方の相棒が飛び立ったら、一緒
に去ってしまったので、残念だった。。。
それを差し引いて考えると、まあまあの結像では無かろうか?
しかし・・・撮影中にある重大なことに気がついた。
液晶表示がプレイバックを除いてコントロール不能になったのだ!
ISO感度もホワイトバランスもすべての設定がいじれない!
まさか?本体が故障か???
DA300の電気系統とsigmaテレコンの電気系統が相互干渉して本体
に影響を与えている可能性が浮かび、マスターレンズやテレコンを換える
とカメラは正常に戻った。。。DA300と一緒には使わない方がよいという
ことだ。。。うへー。
気を取り直して、家の前でたむろしているムクドリを待ち伏せて写してみた。
ピントはまだ追い込めそうな気もするが、基本的にこの鳥は苦手だ。。。
テレプラスも持ち出していたので、付け替えて更に待ち伏せていたら、今度は
近くに寄ってきた。
非常に落ち着きのない鳥なので、ざっと写した感じでは、あと少しのピン追い込みが
足らなくて残念。。。ピン合わせのスピードをもっと上げないとダメですな。
ちなみに、↓は今年の初撮り画像。DA300単体である。賀正以外はノンレタッチの
等倍切り出し。このように相手がしばらくじっとしていてくれればピントは追い込
めるのだが・・・。
いずれにしてもピントの追い込みは遠目では難しいことが改めて体感できた。
そこで、今度はシグマの400ミリにEXDGテレコンをつけてみることにする。
レンズ同士は純正なので、マッチングはばっちりなはずだ!
あいにくの薄曇りでやや光量が足らないが、ISO200でここまで追い込むことが出来た。
まあまあ実用範囲か?ただ、やはり画質はやや曇る感じが否めない。望遠レンズ単体と
ミラーレンズの中間ぐらいの印象で、本番にはちょっと使えない感じだ。
まあ、本番ではこんな長焦点は使わないけど・・・。
で、結局、物欲?で手に入れた見た目の立派なシグマEXDGテレコンの
使用場所は?・・・・実は、考えている。
200マクロにかまして、「280ミリ1.4倍マクロF5.6」
としての利用価値やいかに!!!これは後日の実験を待て(笑)
・・・・「280ミリ1.4倍マクロF5.6」は結局収差を拡大するだけで
定石通り二線ボケが目立つだけだった。。。ので、テレコン無しの
300ミリと400ミリの濁りのないカットをいくつか紹介してお茶を
濁すことにしよう。
鳥に嵌る気はサラサラないのだが、シーズンオフに望遠系撮影の感覚をキープするには、
鳥を撮るのが一番手っ取り早い。要は中距離でそこそこの大きさにジャスピンで捉える
ことをひたすら繰り返す段取りになる。従って、別に鳥のすばらしい写真を撮ろうなど
とは考えていない。でも、撮るからには色気が出てくるのも確かな話ではある。
望遠にテレコンを噛ますと手軽に超望遠撮影が可能だが、所詮は元レンズの像をテレコン
で拡大しているだけで、収差も拡大されるし、第一F値が暗くなって常用感度では満足な
写真が撮れない。鳥の撮影は難しいと言う人がいるが、すべてにおいてではないが、一部
においては確かにその通り。まず、鳥の多くは落ち着きが無く、枝に止まっていても大体
動いているので、速いシャッタースピードが必要→F値の大きなレンズで低感度での撮影に
は無理がある。次に、鳥は一般に近づけないので、超望遠は必須。僕のよく写すヒヨドリ、
メジロ、ジョウビタキ、モズは数メートル以内に比較的簡単に寄れるので、300ミリでも
十分な大きさに写せるが、森の泉にいるような小鳥はそうはいかない。(笑)
ロクヨンクラスの望遠レンズでもないとコンスタントに良い画像はなかなか撮れるものでは
ない。K20Dは高感度撮影にあまり強くないというのが正直な使用感で、やはりテレコン使用
は無理だな・・・と考えていたが、ひょんな事からK-xの記事を目にした。K-xは、高感度
に非常に強く他社の上級機種をもしのぐことがあるというのだ。しかし、K-xは、コンシュマー
機である。。。設計に当然妥協部分があり、ヘタに購入すると自分の求めるレベル?的には、
後悔する部分が出てくるのでは?・・・しかし、4万そこそこでレンズキットがでているのを
みて、思わずポチってしまった・・・。
そこで、すかさず試写である。
400ミリテレマクロに純正EX1.4倍テレコン iso1600
露出の傾向に慣れていないので、レンズの色乗りが悪いのも相まってオーバー気味に写ったが
光量が十分なこともあり、1600とは思えないノイズの少なさだ。
300ミリ単体で遠くの木陰の被写体 iso1600
さすがに画像エンジン処理でがんばってノイズを消しました感がよく出てしまっている。
400ミリテレマクロに純正EX1.4倍テレコン iso800
これは比較的近距離から写したもので、この仕上がりを見て、これなら使える!と
感じた。状況は多少選ぶかもしれないが、高価な大望遠レンズがなくても、ここまで
写せるのも大したものだ。ノイズは多少は出ているが自然な感じなので、気にならないし、
ノイズ処理しても無理なく行けそうなレベルである。尤も、本体のノイズ処理パラメータ
がデフォルトでは中になっている。これは裏を返せば、積極的にノイズ処理を入れて大丈夫
と言う事も出来る。
K-xのダイナミックスコントロールは、ハイライト補正とシャドウ補正があり、どちらかでも
入にすると、最低感度が一段上がってしまう。デフォルトではiso200からのスタートなので、
補正をオンにすると最低感度はiso400ということになる。拡張感度をオンにすると、最低100
からのスタートになるので、補正を入れると最低感度が200になるが、せっかく、400とか800
でもノイズが気にならない画像処理なので、高感度用カメラとして積極的に活用したいところだ。
ただ若干気になる点がある。ここがコンシュマー機である弱点と言えばそれまでだが、適正な
露出値で撮影しないと、色の崩壊が起きやすい事が判明した。K20では2段くらい露出値がずれて
いても、レタッチで大幅に画質が崩壊することは少なかった(それだけ密度が濃かった)が、K-x
では若干アンダー目に写したシャドウ部分などを多少トーンカーブ補正するだけで、色の崩壊が
起きてしまう。(当初から気になっていたことだが、jpegは三段階の圧縮方式選択になっており、
最高画質に設定しても、大幅に圧縮しているようで、一ファイル5メガ程度・・・istDsと同等か
それより少なめ・・・となっていて、jpegでは失われるデータが多いようだ)これに気付いた時、
少しだけ入手したのを後悔したが(笑)、まだRAW撮影をしていなかったので、次に持ち出した
ときには RAWで撮影してみた。
季節柄こんな画像が撮れると思い、RAWで撮影して、色々設定を変えて現像してみる。
上から 鮮やか、風景、ペットの設定で現像してある。
これは、ナチュラル現像と風景設定の画像とを比較するためにgifにしたもの。
まあ、いずれも彩度やコントラストを中心にチューニングする設定になるので、同じような
シチュエーションでは、一見似たり寄ったりの画像になる。
が、RAWで撮ってから現像の方が、納得いく画像を残すには必須だと思わされた。
しかし、当方のMac OS10.5.8のプレビューでは、K-xのRAWは開けず、SilkyPix3でも開けないので、
K-x付属の使いづらい現像ソフトで処理した。プレビューで即座に開けないのはちょっと不便かもしれない。
但し、jpegの色温度を変えられるのが便利と言えば便利。
※後日気になって、RAWのファイル形式をPEFから汎用的なDNGに変更したところ、
プレビューでも開けるようになったし、しばらくRAW現像出来なかったフォトショップCS2で
RAW現像も出来るようになった。シルキーピクスを購入しようか?と思いかけた
矢先なので、出費をせずとも済んだのはありがたい。
まだその気になってないが、機会があったらK-xの動画撮影も是非試してみたい。