シーズンも押し詰まってきた。
今年は酷暑に加え、晩秋の台風襲来でかろうじて生き延びてきた個体群も
相当ダメージを受けたようで、トンボは早くも殆ど見られなくなって来た。
シーズン終末を見届けようと思っていたが、今シーズンは、終わりが早い
かもしれない。
個人的に今年は機材に関し受難の一年であった。
カメラ水没、レンズ水没、転倒によるカメラマウント損傷・・・
どれも決定的なダメージで、修理不能でもおかしくない状況だった。
しかし、何とも幸運が重なり、お釈迦となった機材は今のところ
一つもない。
カメラは水没後、おかしな表示をして、勝手にシャッターを切りまくった後、
電源も入らなくなったが、すぐにカーエアコンで乾燥させたので、何と無事
復帰!レンズは古いものなので、修理不能かと思われたが、幸運にも修理さ
れて戻ってきた。
しかし、その一月後、全く同じ組み合わせで受難してしまう。
転倒して思い切り地面にダイビングし、カメラのマウントが変形してしまった。
カメラはすぐに修理に出し、どうにか復帰。レンズは何とかなったものの、
さすがにガタが出てしまった。
そう言ったアクシデントとは別に、自分のメインレンズである200ミリマクロ
(実は件の受難レンズである)の代役を務まるレンズはないか?物色していた。
そして、7月にオークションで落としたのが、表題のタムロンズームマクロ。
およそ1/3倍まで寄れ、F2.8という明るさは高速シャッターに最適の明るさ。
写りも定評があった。
しかし、早速の試写では、フレア出まくり!という最悪の事態となってしまう。
すぐにメーカーに調整依頼し、マシになって戻ってきたが、どうも望遠端でぼやっと
するのは当レンズの仕様範囲内らしく、その重さ(1,4キロ!)も相まって、
どうしたものか・・・と思っていた。
シーズン終盤となり、トンボも減ってくると、色々と実験や試写を繰り返すのが
ここのところの定番となり、稼働率が今ひとつ上がらない70-200をメインで使って
見ることとした。
70-200は、先述のように望遠端200ミリから180ミリくらいの描写がどうも
ぼやっとして、光線状態によるがフレアっぽくなってしまうが、160ミリあたり
から写りは安定してくる。とりあえずの構想では、飛翔個体に最適な150ミリレンズ
として活用という感じ(150ミリとしては重すぎるが)だったので、その辺を
突き詰めようと今日の撮影に臨んだ。
出張先の長野から戻ったのは昼頃。
まだまだ日は高いし、暖かいので、残存個体を求めて、近くの水辺にアクセスしてみた。
すぐ近くなのに、実は今シーズン初めて訪れる場所であるが。。。
トンボはミヤマアカネあたりを狙っていたが、現れたのはアキアカネ、マユタテアカネ、
オオアオイトの三種だった。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/50/b9/bdc827c7ff7c0f0b5589a6fbacaa4def.jpg)
140ミリ f5.6
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/72/11/a47c606c7c1fcc0748d0c0553aa30c01.jpg)
150ミリ f4
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/07/e5/468f30b85a006a1216d2879134131e3e.jpg)
140ミリ f5.6切り出し
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/35/d4/e3c73adb171fa79292aed70c9dcfb16a.jpg)
150ミリ f4切り出し
このあたりでは、安定した描写をしてくれる。
150の方は体全体にピントを合わせる事に神経が行った分、複眼のピンが僅かに甘いが、まあ許容範囲
ということで・・・何しろ重いので、手持ちではきつい!
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/30/b7/3cf4e5184d52bfc1a105f12d5ae62dd1.jpg)
140ミリ f4
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/23/49/806c8c0f7e16a98557fcaeeb35dac21d.jpg)
140ミリ f4等倍切り出し
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/69/be/325bcee8ee00f7f2b26d695581c1d84a.jpg)
150ミリ f4
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/74/8c/b17e9e64e690f0fe63e94853a955aa80.jpg)
150ミリ f4等倍切り出し
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/56/bf/9f7b7689d840602f818e617f312dc35d.jpg)
150ミリ f5.6
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/39/4c/b3a293f07c86ee9a94f0386aec384354.jpg)
150ミリ f5.6等倍切り出し
5.6~8くらいで揺るぎない描写がのぞめるが、バックとの兼ね合いがポイントになる。
要は、バックが近くごちゃごちゃしていたら、絞りを開けてもあまり効果はないし、バックが遠ければ
多少絞っても大丈夫というわけであるが、よりバックを綺麗に見せたい場合はあまり絞り込みたくない
と言うことになるわけだ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2b/ee/ea6433d3a00b6a8a9daf4bf494750b35.jpg)
望遠端200ミリ f5.6
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4d/45/a67914216a0fac79fa22054c3ea2a7c8.jpg)
望遠端200ミリ f5.6等倍切り出し
問題の望遠端の描写も、5.6まで絞れば比較的安定する。4より開くと光線状態を選ぶ。200マクロとして
使う場合は出来ればシャッタースピードの点からも、現状f4くらいで写したいところだ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5d/4c/a71bce750d0e22a937043aa7b1b59d48.jpg)
140ミリ f2.8
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7b/ab/635dbf06ab54554085b2694b8560e715.jpg)
140ミリ f2.8等倍切り出し
そして、絞り開放での描写。これも光線状態を選ぶが、うまいこと反射をコントロール出来れば、十分に
解像感のある絵が撮れる。
今日写していて改めて感じたが、ズームマクロの利点は、体を動かさずに画角をコントロール出来る点である。
マクロで言えば、被写体の占める割合を体を動かさずにコントロール出来ると言うことで、これは意外と
便利である。ふと、FZ10にクローズアップレンズをつけて、ズームで倍率をコントロールしていたことを
思い出した。アレも随分便利だった。
今年は酷暑に加え、晩秋の台風襲来でかろうじて生き延びてきた個体群も
相当ダメージを受けたようで、トンボは早くも殆ど見られなくなって来た。
シーズン終末を見届けようと思っていたが、今シーズンは、終わりが早い
かもしれない。
個人的に今年は機材に関し受難の一年であった。
カメラ水没、レンズ水没、転倒によるカメラマウント損傷・・・
どれも決定的なダメージで、修理不能でもおかしくない状況だった。
しかし、何とも幸運が重なり、お釈迦となった機材は今のところ
一つもない。
カメラは水没後、おかしな表示をして、勝手にシャッターを切りまくった後、
電源も入らなくなったが、すぐにカーエアコンで乾燥させたので、何と無事
復帰!レンズは古いものなので、修理不能かと思われたが、幸運にも修理さ
れて戻ってきた。
しかし、その一月後、全く同じ組み合わせで受難してしまう。
転倒して思い切り地面にダイビングし、カメラのマウントが変形してしまった。
カメラはすぐに修理に出し、どうにか復帰。レンズは何とかなったものの、
さすがにガタが出てしまった。
そう言ったアクシデントとは別に、自分のメインレンズである200ミリマクロ
(実は件の受難レンズである)の代役を務まるレンズはないか?物色していた。
そして、7月にオークションで落としたのが、表題のタムロンズームマクロ。
およそ1/3倍まで寄れ、F2.8という明るさは高速シャッターに最適の明るさ。
写りも定評があった。
しかし、早速の試写では、フレア出まくり!という最悪の事態となってしまう。
すぐにメーカーに調整依頼し、マシになって戻ってきたが、どうも望遠端でぼやっと
するのは当レンズの仕様範囲内らしく、その重さ(1,4キロ!)も相まって、
どうしたものか・・・と思っていた。
シーズン終盤となり、トンボも減ってくると、色々と実験や試写を繰り返すのが
ここのところの定番となり、稼働率が今ひとつ上がらない70-200をメインで使って
見ることとした。
70-200は、先述のように望遠端200ミリから180ミリくらいの描写がどうも
ぼやっとして、光線状態によるがフレアっぽくなってしまうが、160ミリあたり
から写りは安定してくる。とりあえずの構想では、飛翔個体に最適な150ミリレンズ
として活用という感じ(150ミリとしては重すぎるが)だったので、その辺を
突き詰めようと今日の撮影に臨んだ。
出張先の長野から戻ったのは昼頃。
まだまだ日は高いし、暖かいので、残存個体を求めて、近くの水辺にアクセスしてみた。
すぐ近くなのに、実は今シーズン初めて訪れる場所であるが。。。
トンボはミヤマアカネあたりを狙っていたが、現れたのはアキアカネ、マユタテアカネ、
オオアオイトの三種だった。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/50/b9/bdc827c7ff7c0f0b5589a6fbacaa4def.jpg)
140ミリ f5.6
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/72/11/a47c606c7c1fcc0748d0c0553aa30c01.jpg)
150ミリ f4
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/07/e5/468f30b85a006a1216d2879134131e3e.jpg)
140ミリ f5.6切り出し
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/35/d4/e3c73adb171fa79292aed70c9dcfb16a.jpg)
150ミリ f4切り出し
このあたりでは、安定した描写をしてくれる。
150の方は体全体にピントを合わせる事に神経が行った分、複眼のピンが僅かに甘いが、まあ許容範囲
ということで・・・何しろ重いので、手持ちではきつい!
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/30/b7/3cf4e5184d52bfc1a105f12d5ae62dd1.jpg)
140ミリ f4
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/23/49/806c8c0f7e16a98557fcaeeb35dac21d.jpg)
140ミリ f4等倍切り出し
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/69/be/325bcee8ee00f7f2b26d695581c1d84a.jpg)
150ミリ f4
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/74/8c/b17e9e64e690f0fe63e94853a955aa80.jpg)
150ミリ f4等倍切り出し
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/56/bf/9f7b7689d840602f818e617f312dc35d.jpg)
150ミリ f5.6
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/39/4c/b3a293f07c86ee9a94f0386aec384354.jpg)
150ミリ f5.6等倍切り出し
5.6~8くらいで揺るぎない描写がのぞめるが、バックとの兼ね合いがポイントになる。
要は、バックが近くごちゃごちゃしていたら、絞りを開けてもあまり効果はないし、バックが遠ければ
多少絞っても大丈夫というわけであるが、よりバックを綺麗に見せたい場合はあまり絞り込みたくない
と言うことになるわけだ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2b/ee/ea6433d3a00b6a8a9daf4bf494750b35.jpg)
望遠端200ミリ f5.6
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4d/45/a67914216a0fac79fa22054c3ea2a7c8.jpg)
望遠端200ミリ f5.6等倍切り出し
問題の望遠端の描写も、5.6まで絞れば比較的安定する。4より開くと光線状態を選ぶ。200マクロとして
使う場合は出来ればシャッタースピードの点からも、現状f4くらいで写したいところだ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5d/4c/a71bce750d0e22a937043aa7b1b59d48.jpg)
140ミリ f2.8
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7b/ab/635dbf06ab54554085b2694b8560e715.jpg)
140ミリ f2.8等倍切り出し
そして、絞り開放での描写。これも光線状態を選ぶが、うまいこと反射をコントロール出来れば、十分に
解像感のある絵が撮れる。
今日写していて改めて感じたが、ズームマクロの利点は、体を動かさずに画角をコントロール出来る点である。
マクロで言えば、被写体の占める割合を体を動かさずにコントロール出来ると言うことで、これは意外と
便利である。ふと、FZ10にクローズアップレンズをつけて、ズームで倍率をコントロールしていたことを
思い出した。アレも随分便利だった。