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祝・10月01日 只見線全線運転再開

 

 先日、ここを通りかかったらこの当時と同じように復旧されていて、とてもうれしくなりました。     04,06,17 本名-会津川口  423D   1/500 f6,3   Canon EOS-1v RDP-Ⅲ(+1)

 去る05月18日に福島県庁においてJR東日本仙台支社と福島県と共同で記者会見を行い、2011年(平成23年)07月29日~30日かけての豪雨(福島豪雨)で不通になっていた只見線会津川口-只見駅間の復旧工事が完了して今年10月01日に全線での運転再開となる旨の発表がありました。
 思い返せば11年前の07月、福島県の西会津町・三島町・只見町にかけて線状降水帯が停滞して局所に豪雨が降り続き、いつもは静かな只見川が牙を剥き、濁流となっていることが報道されて”只見線は大丈夫か?”と心配していたところ諸河 久先生より”只見線が大変なことになっている!”と第7只見川橋梁が流出して画像が送られてきて唖然とした事を覚えています。
 あの時は”只見線はこれで万事休す”と部分廃線を覚悟したのですが、県と国が支援に入り特にJR東日本は黒字企業のため(現在はコロナ禍で赤字)当時の制度では災害の財政支援ができなかったのを法律を変えて、被災した線区が赤字なら支援出来る仕組みにして、国と県が上下分離様式での復旧を提案し、JR東日本が受け入れた経緯があります。
 我々にとっても、また地域の方にとっても全線運転再開はとても嬉しいニュースな事は間違いないのですが、一方で福島県は上下分離方式の下の部分を管理するために年間02~03億円の財政負担を永年負担することになり、観光路線としての只見線の恩恵を受けない地域から異論が出ているのも事実です。


 この頃は桜のシーズンでも他に鉄ちゃんの姿を見ることはまずありませんでした。     06,05,09   只見-会津蒲生  430D Canon EOS-1v RVP100(+1)

 全線運転が始まると現在のキハE120の08両では到底足りず震災による不通で余剰している大船渡線などのキハ110が転入されてくると予想されます。私個人としてはキハ100が転入してきてくれれば、うれしいのですが朝の学生輸送の実態から言えばキハ110になるだろうなぁ!と思っています。事実、最近は会津若松口の列車にキハ110がキハE120とともに運用に充当されている姿を見かけますが、これは全線直通運転への布石の様に私には見えてしまいますがキハ110はキハE120と異なりプラグドアで豪雪線区である只見線での冬季の使用に懸念を抱きますが、これは私の取り越し苦労であればよいと願っています。
 

 只見線の観光路線の起爆剤は蒸機運転に勝るものはないと思います。東武鉄道から借りる方法もありますが福島県が柳津駅前に静態保続されているC11を復活させ、JR東日本のリースする手もあります。ちなみにこの撮影際はぬかるみの右足が泥にはまり、抜け出そうとしたら左足も同じぬかるみにハマった屈辱的な経験をしました。      08,10,30 会津蒲生-会津塩沢   試9430レ   Canon50D


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