![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/02/62/e4730f255a9e8372d0ba614e296070ed.jpg)
山影に夕陽が落ちる寸前に7次がやって来ました。煙がピンクに染まってそれは、それは幻想的な光景でした。 09,03,15 芭石蜜蜂岩 7次
ほんの10年前は回数こそ減ったものの中国へ蒸機撮影へ向かっていました。集通鉄路も包神鉄路もDL化され大型蒸機の撮影は出来なくなったものあの世の世界と例えられた芭石鉄路はまだC2が元気で動いていた菜の花の時期には素晴らしい光景を私たちに提供してくれていました。
この時は04年03月に続く二回目の撮影で勝手がある程度わかり自由に撮影出来たと記憶しています。04年の時はセンさんなに通訳をお願いしていましたが、この時は瀋陽の陳さんにお願いしました。センさんにしても陳さんにしても遠い所から成都まで呼ぶのだから同じでは?と思うでしょうがこの時は芭石のガイドで陳さんは成都にしばらく滞在している事を知っていたので陳さんにお願いした次第です。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/74/5e/19d253525fba25f3903aadf0cc6c9b6d.jpg)
スイッチバックの蜜蜂岩站を出た列車はどんどん加速していきます。シリンダーストロークの短い機関車なのである程度まで加速するとシロクニ様状態になりジェット機音になり音でも楽しめました。この時点で我々、観光客を乗せる車両が連結されていますが、まだ同じ茶(黒?)なので我慢の範疇でした。いまはどんなになっているのでしょうか? ここは面白い事に線路改良されて曲線緩和がなされています。旧線が画面の左側からこの写真を撮っている足元を通っていて”こんなナローでも曲線緩和工事もするんだぁ!”と感心してしまいました。 09,03,16 芭石鉄道蜜蜂岩 5次
初めての芭石は芭溝の民宿に宿泊しましたがこの時は撮影の機動性を考えて蜜蜂岩站構内にある薬屋の2二階に民泊しました。反対側にも民宿みたいな店がありますが通訳の陳さんが”あそこは賭博をやっていた盗難とかが時折あり治安が悪いので”と言う配慮でした。
天候は恵まれ思う存分、撮影出来ました。芭石は田植えの時期や秋も良いと言うのですがやはり芭石は菜の花満開の時期に限ります。それでいて花粉症は皆無ですから、その事からも桃源郷と言われたのではないでしょうか?
いまの芭石は観光地化され小湊鉄道みたいなSL風DLが走っています。また、蜜蜂岩站などあの埃っぽかった站は舗装されテラスが出来て列車待ちにはお茶が飲めるようになっているとの事で、そんな話を聞くと”もう、二度と訪れる事はないな!”と思ってしまいます。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/35/4c/4e7764f672620ff50afd03bd7eb1e694.jpg)
この訪中で初めてデジタル一眼を持ち込みました。銀塩を否定する気持ちはさらさらありませんがやはりこの様な光景はデジタルでしか撮影出来ません。芭石での忘れられない1枚です。 09,03,15 芭石蜜蜂岩站 8次 Canon50D