晴れていればどんなに紅葉が引き立ったことでしょうか。このイベント列車運転以降廃車がささやかれている国鉄色のキハです。もう４連で走る姿は二度と見る事は出来ないでしょう。それだけにぜひとも秋晴れの下で撮りたかったものです。ちなみにこの写真はかなりコントラストの調整をしています。原画はかなり眠い（コントラストのない＝色の薄い）写真になっています。 ０９，１０，２４ 荻野 ９４２７Ｄ Ｃａｎｏｎ５０Ｄ
２４日は”磐西・只見ぐるり一周号”を撮影に出撃しました。前日（２３日）の夜の天気予報では東北地方に高気圧の中心があるので一日、好天が期待できるでしょう！と言うので細かいことを気にせずに深夜の東京駅で青年部長と待ち合わせの上。東北自動車道を北上しました。
磐越道に入り磐梯山ＳＡで仮眠をして５時に行動を開始しました。周囲は山は見えていましたが、空には星がなく”まぁ、あれだけ自信を持って予報していたのだから霧だろう！”と思い、坂下ＩＣを出ました。
目星をつけた磐越西線荻野付近の撮影地には”磐西・只見ぐるり一周号”通過予定時刻の３時間以上前に到着して三脚だけセットして車中で天候の回復を待ちました。
そのうち周囲の鉄ちゃんがひとり、二人と現場から撤収して行きます。どうしたのだろうと聞いてみると”天気予報が曇ベースに変わってしまったので、他の場所に移動する”との事。あわてて携帯で天気を確認すると確かに天気予報が大きく変わり終日曇になっていました。
いゃぁ～これには参りました。前日の気象予報士は自信たっぷりに予報していたのに、それを外したことになります。
どうしようか？私も悩みました。ただせっかく確保した撮影地ですので万が一ここで晴れたら一生悔いが残ります。期待を持って待つことにしました。しかし願いもむなしく、薄霧の中をお目当ての”磐西・只見ぐるり一周号”は通過していきました。
その後は只見線へ移動するも天候は回復するどころか、どんどん悪くなる一方です。さらに鉄ちゃんの車の台数が過去のＳＬ運転を上回る台数で、追っかけはほとんど無駄な状態になってしまっていました。
同行の青年部長と検討の結果、帰り道でもあるので六十里越はするものの列車は間に合ったら撮る程度のスタンスで走りましょう！と言うことになりました。結局は滝谷駅で撮影後は六十里越して越後須原付近でやっと追いついて、只見線内では計２回撮影することが出来ました。
その後は遅い昼食後、関越道―圏央道で帰路に付きましたが途中で何度か渋滞に巻き込まれ、最後は中央道・八王子ＩＣで出口渋滞３キロの表示を見て急遽中央道を下り相模湖東ＩＣで降り、青年部長を相模湖駅で降ろして、２１時過ぎに自宅に到着しました。
曇空の下、伊那本郷駅に進入する１１９系Ｅ４編成。ミラーに自分の姿を入れてみました…笑 ０９，１０，２０ 伊那本郷 Ｃａｎｏｎ５０Ｄ
さらに”磐西・只見ぐるり一周号”撮影の４日前の２０日は飯田線に１１９系原色塗装のＥ４編成が北部に入るという情報を頂いたので紅葉した北アルプスの山々をバックにＥ４編成を撮影出来ることを信じて撮影に出掛けました。
この日は２４日と同様、”高気圧に覆われポカポカ陽気になるでしょう！”という天気予報が出ていて、天気図もそれを裏付ける様に高気圧が本州の真上に来ていました。”これは間違いなく晴れる。”そう信じて湘南チサ区様と出撃しましたが、現地で朝を迎えると太陽の姿はありませんでした。それどころかポツポツと雨が降り出す始末です。
どうやら日本海側に寒気が入り込み、太平洋側の暖気とぶつかり合って雲が出来てしまったみたいで、ほとんど撮影できずに退散する羽目になってしまいました。
もともと１５０１Ｍ平岡０６：２３―伊那松島０９：４１と言う列車だったために晴れたところで、飯田線での撮影は朝勝負でしたが、晴れていればその後、長野電鉄や富士急行へ転戦可能でした。しかしどこも天気が悪そうなのでちょっと富士急を撮影したもののすぐに退散し１５時くらいには自宅に到着していました。
まぁ、曇り空でもないとこんな写真も撮らないので、成果Ｏというわけでもないんですが…やっぱり晴れてほしかったです。 ０９，１０，２０ 時又 １５０１Ｍ Ｃａｎｏｎ５０Ｄ
ここのところ、運がない事が続いています。１７日の小海線旧客運転でも試運転があると予想して１５日に休みを申し込んでいたものの、試運転の設定はなく逆にノーマークだった１６日には送り込み回送が、１８日には返却回送列車が運転され特に１８日は素晴らしい天気の下、出撃された方々はよい作品が残せたようでしたが、私は勤務でただ指をくわえているだけでした。さらに天気予報が晴だというので出撃すると雲が出るという事が続いています。一回や二回ならまだしも、そんな事が続くと精神的にも萎えてしまいます。
まだまだ秋の紅葉シーズンは続きます。この運のなさを早く脱しなければと思うしだいです。厄払いでもしないと…
