私が本文とキャプションを担当をした”ＥＦ５８最後に輝いた記録”が献本され手元に届きました。校正段階で何度も眼を通して画像ながら、それが本になるとまた違った感動を覚えます。
定期運用から離脱して３０年。今でも電気機関車の中でも人気のあるＥＦ５８ですが、さすがに撮影してから月日が経っただけにＥＦ５８の写真集もこれが最後となるのではないかと思われます。
もともと諸河久先生は現役蒸機撮影もさることながら、昔から路面電車を中心にローカル私鉄の撮影にも力を入れて脱煙（だつけむり）を早期に果たしその結果、今思えば恐るべきＥＦ５８画像のストックの多さに出るのはため息ばかりでした。
今回その秘蔵画像が写真集として誰でも眼にできる形で今回発表されたことはひとりのＥＦ５８ファンとしてはありがたいと思っております。
今回、諸河久先生と作業させていただいて感服したのが先生のアナログのポジ・ネガからのデジタル技術です。もともと先生は諸河モデルといわれるカメラ接写でデジタル化する方式ですが、それと相まってデジタル化した画像の加工の技術の素晴らしさにはどれだけこの素晴らしい技術が継承できるのか、要らぬ心配をしてしまいました。
今月、２３日に各鉄道雑誌とともに発売され書店店頭に並ぶと思われます。立ち読みではなく、是非ともお買い求めいただけますよう改めてお願いいたします。
