E表現研究所の「Eから始まる」

E表現研究所所員の、E生活やE活動を自由に語り合うサロンです。

真夏の夜の夢から覚めて

2009-07-26 21:41:56 | ダイアリー
シェークスピア作「真夏の夜の夢」の公演が終わり、1週間が経ちました。
野外劇場という、夏の夜の闇に照らし出された素晴らしい舞台で、切ない恋の物語が繰り広げられました。妖精たちのいたずらで起こる人間たちの行動が、滑稽でもあり、悲しくもあり、おかしくもあるという、何度も観ても、笑ったり泣いたりが楽しい作品です。
本番前、雨に降られたりもしましたが、直前には虹が出て、涼しい夜となりました。

娘たちが出演する舞台は、ミュージカルもストレートもバレエも何dも経験していても、本番前1週間の慌しさは、心も体も大変です。特に自分の演技以外の問題も多く持ち上がって、本当にこれで本番が迎えられるのかと毎回思います。親ですらそうなのですから、本人の緊張と不安はどれほどかと・・・
でも、集中力には目を見張るものがあります。表現して伝えるという作業も、これまで絵本で培ってきたおかげだと思っています。
そして、終わった後の達成感と心地よい疲労感。これを越えたとき、成長したと思えるのです。

幻想的な時間を過ごして、今は、夢から覚めたような感じです。

劇団四季の「夢から醒めた夢」も観てきました。

夏休みが始まりました。夏の思い出という名目で遊べたのは、子どもが小さかった頃のこと。今は、そのもっと遠くを見据えた日々に向けての準備を考えなければならない年齢になりました。
それでも、高校生という青春の時間を思いっきり楽しもうとしている娘が、とっても輝いているなあと思います。
私もかつて、そんな青春時代を過ごしたので、(受験という文字は頭になかった高校2年生でしたが・・・)今を大切にしてほしいと思っています。

                     (M.H