クリスマス寒波で急に寒くなって、
やっと冬らしい冬が訪れました。
どうせなら雪になることを期待してしまいました。
サンタクロースにはやっぱりホワイトクリスマスがいいなって。
今年のクリスマスは娘と二人。
ちょっと寂しかったけれど、ささやかに迎えるのもいいかなと
思えるほど、心はあったかになりました。
ケーキは小さくても、
飾りつけは少しにして、
お料理もこじんまりと、
並べたプレゼントを眺めながら、笑顔でいられるひとときが、
とっても幸せだなあと思います。
新聞のコラムに、ニューヨークに住む8歳の少女バージニアの話が載っていました。
彼女は新聞社に手紙を書きます。
「・・・・・サンタクロースって本当にいるんですか?」
すると新聞の社説には、
「・・・・・この世の中に、愛や、人への思いやりや、真心があるのと同じように、サンタクロースも確かにいるのです・・・サンタクロースがいなければ、人生の苦しみをやわらげてくれる子供らしい信頼も、詩も、ロマンスもなくなってしまい、私たち人間の味わう喜びは、ただ目に見えるもの、手で触れるもの、感じるものだけになってしまうでしょう・・・サンタクロースを見た人はいません。けれども、それはサンタクロースがいないという証明にはならないのです。この世界で一番確かなこと、それは子供の目にも大人の目にも見えないものなのですから・・・。」
素敵なだなあと思いました。
大切なものは目には見えないのです。
愛、思いやり、真心と並んでサンタクロースがいる。
クリスマスの魔法がある。
娘に見せると、
「英語の教科書に載っていたよ。」
そして、今月の図書館だよりにも紹介されていたそうです。
本になっているのですね。
『サンタクロースっているんでしょうか』
娘たちが小さいころ、つい最近まで、クリスマスのファンタジーを楽しんでいました。サンタクロースをいつまで信じてくれるかなと思っていたところ、今ではさりげなく、それがファンタジーだと理解していることを知りました。
決して「サンタクロースなんて嘘」とは思わず、その世界を楽しみ、思い出となって心の中にあると感じてくれたのですね。
今年のクリスマスの朝、ツリーの下のプレゼントを見つけた娘は、私に向かって言いました。
「ありがとう」
なんだかホッとしました。
(M.H)