昨年から、オランダの画家ヨハネス・フェルメールの作品を中心とした絵画展が開催される機会が多く、魅せられています。
特に昨年の手紙シリーズは、郵便が発展しだしたころの人々の様子が描かれ、恋人同士が数か月かかって届く手紙を心待ちにしていたり、気持ちを込めて手紙をしたためたりしている様子がロマンティックでした。
今年は、オランダのマウリッツハイス美術館の改修のための休館に伴い、日本で展覧会が開催されることとなりました。
世界的に有名な「真珠の耳飾りの少女」が見られるのです。(東京都美術館)
そして、同時に国立西洋美術館では、ベルリン国立美術館展があり、こちらではフェルメールの「真珠の首飾りの少女」が初来日をしました。
とってもきれいでした。
穏やかな静けさ、正確な構図と光の入り方、ブルーの色が印象的でした。
どちらの美術館も上野公園内にあり、平日でしたが、とても混んでいました。
入館するのに50分待ち。休日は5時間待ちということもあるそうです。
9月17日までなので、残念ですが、もう終わってしまいますね・・・
もう一つの写真は、銀座にある「フェルメールセンター銀座」で撮った1枚です。
フェルメールは生涯で37作品しかなく、世界中に散らばっています。
ここでは全作品を集め、同じ場所で観賞するという試みなのだそうです。
デジタルマスタリング技術で、当時の色とテクスチャーを推測して再現、原寸大で所蔵美術館と同じ額装で、すべての作品が展示されていました。
今回は年代順に並べられた「光の王国展」でした。
初めの作品から、独特の作風になっていく過程がわかり、とても興味深かったです。
本物ではないので、みんな写真を撮っていました。
撮影なんて、私には違和感がありましたけれど。
最後に、フェルメールの作品の多くにある構図(窓、机、椅子、後ろに絵画)のセットがあり、
撮影できるようになっていました。絵の主人公になってみたかったのですが、
一人だったので・・・できれば衣装もつけてみたいですね。
今回の企画は終わっていますが、またこれから違うテーマでの展覧会になるようです。
ちょうど、ホフマンの原画展が近くだったので、それも行ってきました。
TTTさん、情報をありがとうございました。
原画展はいいです。心が優しくなれますね。
(M.H)