E表現研究所の「Eから始まる」

E表現研究所所員の、E生活やE活動を自由に語り合うサロンです。

次世代育成部会の開催記録から

2014-10-04 20:59:28 | Education

 

  ある地域の、次世代育成部会企画の講演会の記録のご報告を
頂きましたので、ここに転載いたしました。
★★★印です
今後、日本の地域を守る中心を担って下さるのが、ご年配の方々だという実態がよく理解できました。TTTが一番勉強させていただきました。感謝申し上げます。

  ★★★

 午後から次世代育成部会企画の講演会開催です。そこに主任児童委員部会からも10人程度が参加した。

   講師は滝井なみき先生、『明るい子育てのヒント』というお話だった。

   大変元気の良い先生で、最近の子供の世界・若いお母さん達の実情などの話から入るのかなぁ…、と思ったらそこは言葉だけでサラリと日本の女性の地位の低さ(上から数えて105位だとか)、子どもたちが絵本を読む事でその世界に入って主人公になりきることで得るもの、(泣くのは初めからできるが)『笑う』というのは教えてもらって覚えるんだよという事などのお話から児童虐待の種類と現状のお話に進んでいった。

   さらに、今のお母さん達の心配事『勉強』『性(結婚)』『感情』『働き口』『人間関係』について、それぞれ思う事を記入し、何時の間にやらグループ討議に持って行かれていた。

   一世代上の我々としては、「子供」の年代をどこに置くかにもよるが…、と言いつつそれぞれに思う事を話あった。
   勉強については点数にこだわり過ぎ、良い点を取ってきても褒めないという問題が、知育虐待という言葉とともに出てきた。子供の意欲が無くなるので大変良くない話になった。
   性については遊びごとに考えているという意見が出る一方、何時までも結婚しない、良い若い衆が男女とも独身なのになかなかまとまらないという話も出た。
   感情については我慢がきかない・キレルなどの意見が出たが、今は親もそうだよねという話も出、感情の体験や訓練が出来ていないのではないかという話も出た。先生からも人はプラスの感情(嬉しい・楽しいなど)とマイナスの感情(怖い・妬ましいなど)がバランスをとっているものだが、それが崩れてしまうと問題行動が起こるので、どちらに偏った結果なのかを見極めたうえで対処すると良いという話があった。
   働き口については今の若い人はすぐやめてしまうという話も出たが会社が即戦力を求めて人を育てなくなったという話も出た。
また、皆が高学歴になり良い所に行きたがるが本当に働きたい所ではなく我慢しているという状況も見えてきた。

   最後に人間関係についてはネットやゲームなど1人だけで閉じこもってあまり生の人間関係が出来ていないのではないかという意見が多かった。

   先生からこの中で1番の問題はなんでしょうという問いかけに皆の意見はほぼ同数で人間関係と感情がトップ2に上がった。

親は人間関係と働き口の心配の方が強いそうだが、感情を上手に表して人間関係を上手に作れれば他は解決しますとのお話だった。
そのためにはまず挨拶、どこに行っても現地語とジェスチャーで好感度の挨拶ができればそこから先は広がっていくからとの事だった。


   また、仕事について、日本の教育で中学まで終えれば一通りの事は身についているのだから世界に出て身につけたものを仕事にしなくては、また、地域の産物の美味しいものを世界に広げていくような事をしなくてはというお話もあった。

(当日の記録より)

♪♪ 年配者 次世代育成 春到来 ♪♪

   ♪みんな光ってみんなE♪
     滝井なみき