E表現研究所所員の、E生活やE活動を自由に語り合うサロンです。
【E表現研究所のテーマ、発会から23年目】
やっと、こどもまんなか政策が打ち出されました。
とても嬉しい限りです。
E表現研究所のテーマ
いい(E)表現しよう・・・
「E表現=いい表現の実践」をテーマに活動しています。
生きることを支える表現手段やキーワードには
Eのつく単語が非常に多いのです。
ちょっと考えてみましょう。
「絵本Ehon」
「愛Eros」
「食べるEat」
「生活体操Exercise」
「園(幼稚園)バックアップ」
「演じる」
「縁」
「宴Entertainment」
「行儀Etiquette」
などなど。
「E表現」を通して子どもと社会が元気(Energy)になることを目標に
いい表現(Expression)をするという独自の分野の確立と普及を目指しています。
実際、子どもを取り巻く環境(Environment)の悪化が進み、
子育てで迷っているお母さんが増えています。
そこで・・・
●社会貢献活動をするために、良い魔法を掛け(Enchant)ようと、張り切っています。
●また、人生に夢を持ち、社会人としての責務を実感できる人になれるよう、いろいろな事にアン テナを高く張り、失敗(Error)をおそれず行動しましょう。
●耳(Ear)と目(Eye)と体を刺激し(Excite)バランス良く食べて、力をつけ(Empowerment)ましょう。
【ナミキ絵本療法™️118回〜秋の宝探し】
秋のJBBY日本国際児童図書評議会主催
『どんぐり』小峰書店刊たてのひろし作をテーマに作家さんを囲む読書会に参加させていただきました。
美術館に展示されているような絵の画風に圧倒されながら、
どうしたらこんなに素適で緻密な絵になるんだろう?
私の空想の世界は絵本の内容と共に作家さんの描写するお姿に頭が走りました。
参加者は皆様絵本の専門家ばかりで、皆様のご意見に刺激されました。
幸せな時間です。
事前に私は美術館に縁遠いお子さんたちに読み聞かせしていましたので、その状況や感想を発表しました。
子どもたちは読後、面白かったと余韻に浸っていました。本当はそのままで終わるのが一番ですが。
研究を口実に、どのページが一番好きだった?と今回、敢えて聞いてみました。
虫がどんぐりを食べたところ
どんぐりが芽を出したところ
と、一番地味な絵のページを示しました。
どんぐりの死
どんぐりの生
をピシャリと見事に選んだので作家さんの意図がきちんと伝わっていました。
大成功した力のある絵本です。
たてのさんが、
「絵本作家は、本になったら、自分から離れて行くから、全てを読者に委ねるしかないのです」
と、おっしゃっていましたので、皆様や私の発表をありがたいと感謝されました。
絵本原画展があちこちで開催されます。
どうか皆様も、地味な場面を見逃さなかったお子さまたちの感性に触れてみてください。
『どんぐり』から、私の死生観を考えると絵本は深いし、絵本療法になりますから楽しみです。
『しでむし』偕成社刊も合わせて読みたいですね。
後日、刺激された子どもは広大な土地の自然観察会に参加し秋の宝石に感嘆しました。
皆様に感謝しながら、こうした体験が一生の思い出になりますように。
力強く生きて欲しいと願います。
♪どんぐりが 秋の宝石 死生観♪
♪みんな光ってみんなE♪
滝井なみき