世田谷文学館に行ってきました。
7月21日から9月17日まで
「宮崎駿が選んだ50冊の直筆推薦文展」が開催されています。
宮崎駿さんが、400冊を超える岩波少年文庫から50冊を選び、
直筆の推薦文(ポニョやアリエッティの便箋!)を添えて展示されていました。
岩波少年文庫は私も子どものころに親しんだ本たちです。
60年の歩みは、児童文学の歩みでもあり、
とても懐かしく興味深いものでした。
展示の仕方にも工夫があり、面白かったです。
中川李枝子さんから寄せられたメッセージもありましたよ。
宮崎さんは、スタジオジブリ作品をたくさんてがけていらっしゃいますが、
子どものころに児童文学を読みあさって過ごしたそうで、
原点はそこにあるのだなあと思います。
私もしょっちゅう図書館にいた子ども時代を思い出しました。
中には、後にロールプレイングゲームとなった作品もあり、
ちょっとショックでした。
面白い冒険もののようですが、きっと面白いゲームになると発想したのでしょうね。
でも、気になるのは、ゲームをしている子どもたちは、
その本を読まずにゲームに熱中しているのでは・・・と。
本を読んで膨らんだ想像力は、自分でしか体験できないもの。
他人が膨らませた想像力を楽しむってどうなんだろう・・・
今日は終戦記念日。
戦後、急速に児童文学が広まったのは、
本を読むことが子どもたちの情操教育になるから。
「生きててよかった」
「生きてていいんだ」
児童文学が生まれた基本的なきっかけはそこにあると
宮崎さんのメッセージが印象に残りました。
まだ開催中なので、
夏休みの思い出に訪れてみてはいかがですか。
東京ですが、京王線で芦花公園駅から徒歩5分です。
8月25日には、子ども向けのワークショップがあるようです。
「ものがたりとの出会いかた」
講師はブックピックオーケストラ
午後2時から4時半まで。
小学3年以上が対象。参加費無料。
事前申し込み必要。
(M.H)
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ファンタジーって造るの難しいもんね。
MHさんはそのあたりが得意だから本をたくさん読まれていますね。