生きる

思い出を抱えて生きる

川鵜

2008-04-29 15:39:09 | Weblog
天気のいい日は、多摩川の案山子がとってもスマートですてきに見えます。たぶんズボンがひらひらしないからでしょう。ついに 双眼鏡をもちだして毎日眺めています。
「どうして あんな所に案山子をたてておくのかしら?」と帰宅時 がやがや話していたら 近所のおじさんが
「鵜をおいはらうためさ」と教えてくれました。
そう川鵜を撃退するためのものだったのです。
鮎の稚魚を放流すると 川鵜が大群でおしよせて 飲み込んでしまうからなのだそうです。人がいると来ない だから 案山子になったのだそうです。
物事を推し進めるのに 環境や生態などほとんど考えずに 開発をするので 気がつくとじわじわ何かが壊れていくのでしょう。
生きるには食べなければいけないので 川鵜も必死です。
そのうち決死隊に案山子がたおされるか 無抵抗を見破られて無視されるのかもしれません。
なんだか複雑な気分です。
陽気がよくて浮かれていたのにシュンとなってしまいました。