風が吹くたびに 桜の花びらが舞う 地面の上をそれが 転がりながら駆けて行く。18歳の時 初めて勤めた信用金庫時代の友人から電話があった。
「今 病院にいるんだよ」
「えっ どこが悪いの?」
「腎臓なのよ。一ヶ月ぐらい入院しそうなんだ」
「悪いのね?」
「うん。まぁ 生きている。それだけでありがたいと思って」
「そうかもしれない。生きてるうちに顔をみたいね」
「必ず会おうね」
茨城なまりでめっぽう明るく話している。実はたまにの電話だけで30年以上も会っていない。結婚した。子供が生まれた。舅の看病だと あっというまに年月が過ぎた。
話をしながら 会社の営業を担当している○○にも思いを馳せた。同じく腎臓を患っている。この臓器 じわじわ悪くなることは あっても よい方には 進まない。最後は 人工透析だ。案の定 友人も屈託なくそんなことを話している。これ食事の制限が かなり厳しく タンパクも塩分もとってはいけない。大好きなバナナは カリウムがあるから駄目 生野菜も果物も好ましくない 聞いているだけでいったい 何でカロリーを摂取すればいいのかしら?と思うほどです。砂糖と揚げ物でカロリーをとらないと 体力がたちまちなくなります。動けるうちに たくさん思い出をつくって欲しいと 疲れた顔を見るたびに ひそかに思います。
人って小さな幸せに小さな不幸 大きな幸せに大きな不幸 幸せばっかりもらえないし不幸ばかりも続かない。 ちょっと長く生きて思ったことは もしやプラスマイナス ゼロかもしれない。
今日は、潔く 桜も散っています。
「今 病院にいるんだよ」
「えっ どこが悪いの?」
「腎臓なのよ。一ヶ月ぐらい入院しそうなんだ」
「悪いのね?」
「うん。まぁ 生きている。それだけでありがたいと思って」
「そうかもしれない。生きてるうちに顔をみたいね」
「必ず会おうね」
茨城なまりでめっぽう明るく話している。実はたまにの電話だけで30年以上も会っていない。結婚した。子供が生まれた。舅の看病だと あっというまに年月が過ぎた。
話をしながら 会社の営業を担当している○○にも思いを馳せた。同じく腎臓を患っている。この臓器 じわじわ悪くなることは あっても よい方には 進まない。最後は 人工透析だ。案の定 友人も屈託なくそんなことを話している。これ食事の制限が かなり厳しく タンパクも塩分もとってはいけない。大好きなバナナは カリウムがあるから駄目 生野菜も果物も好ましくない 聞いているだけでいったい 何でカロリーを摂取すればいいのかしら?と思うほどです。砂糖と揚げ物でカロリーをとらないと 体力がたちまちなくなります。動けるうちに たくさん思い出をつくって欲しいと 疲れた顔を見るたびに ひそかに思います。
人って小さな幸せに小さな不幸 大きな幸せに大きな不幸 幸せばっかりもらえないし不幸ばかりも続かない。 ちょっと長く生きて思ったことは もしやプラスマイナス ゼロかもしれない。
今日は、潔く 桜も散っています。