緩和ケア医の日々所感

日常の中でがんや疾病を生きることを考えていきたいなあと思っています

いずれ死ぬのに何故生きているのか。

2006年05月25日 | つれづれ
そんな命題を耳にすることが増えた。 ヒトという種はいずれ絶滅するであろうと言われている。でも、高度に分化し急速に増加していくありさまは、大きな生物体系の流れを考えれば、それはなんら特別なことではない。 ヒトという生物の長い歴史の中で、我々が生きる数十年などは、ほんの点にしか過ぎない。それでも、点と点をつないでいくと線になり、それは何千年、何万年もの歴史をつぐむことができている。両親から受け継ぎ . . . 本文を読む
コメント (3)