緩和ケア医の日々所感

日常の中でがんや疾病を生きることを考えていきたいなあと思っています

8年前のある大学病院の疼痛緩和(2)

2007年11月29日 | 医療
1999年に私がこの大学病院に赴任してきたときそれまで、がん性疼痛に対し塩酸モルヒネの処方が一例も出たことがない状況でした。レスキュードーズの概念がなくWHO除痛ラダーにそった疼痛緩和を指導していくことは他言語圏で日本語を一から教えていくような状況でした。レスキュードーズを説明し、ある診療科の医師が処方や看護師への指導もできるようになった時教授回診でその教授はWHO除痛ラダーを理解することができず . . . 本文を読む
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