緩和ケア医の日々所感

日常の中でがんや疾病を生きることを考えていきたいなあと思っています

在宅訪問診療の思い出(7)

2007年11月10日 | 医療
ご家族の方に看取られ何と幸せなあきさんだったのだろうと感無量でした。ご家族も、外科病棟での日々から一変して仕事を休むなどの工夫は必要でしたが本当にかかわってやれてよかったと口々におっしゃっていました。大学病院での孤独な時間。それをバネにして自宅で最期まで過ごすことを決心し自分の生き様を納得しながら歩みきったあきさんでした。私達医療者は、症状を上手に緩和し話しに耳を傾けましたが人生を歩みきったのはあ . . . 本文を読む
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