緩和ケア医の日々所感

日常の中でがんや疾病を生きることを考えていきたいなあと思っています

中学生君

2008年06月02日 | 医療
もう2年たったんだ・・中学生になったばかりのお子さんを残して旅立たれたSさん。診断がついたときはⅣ期の胃がん、がん性腹膜炎でした。これは、2年前の記事を校正したものです。診断、治療、そうした節目節目になると「もう、安楽死させて・・」というSさんスタッフは皆、困って何度と無く私の所に電話が入りました。 息子さんの中学生君とは3月、小学校の卒業式の前に初めて会いました。「死にたいと息子に言うから」Sさ . . . 本文を読む
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