緩和ケア医の日々所感

日常の中でがんや疾病を生きることを考えていきたいなあと思っています

制吐剤は漫然と投与してはいけません

2010年02月11日 | 医療
緩和医療科外来で・・・・他院で、オピオイド導入時に制吐剤を処方された患者さん。次第に、おかしくなっていったと患者さんは自覚されたそうです。居てもたっても居られなくなったり、奇声をあげたり、自分の意思とは別に体が動いてしまったり・・その状況を、主治医は診断を付けることができなかったようです。幸い、抗がん剤が効き、痛みは消えていき、オピオイドと制吐剤は中止することができたようです。退院された患者さんは . . . 本文を読む
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