緩和ケア医の日々所感

日常の中でがんや疾病を生きることを考えていきたいなあと思っています

(1)痛い思い出

2011年08月28日 | 医療
10年以上前のある年の春、緩和ケア病棟に勤務していたころ乳がんの患者さんを受けもちました。どんな症状に対して使ったかあまりにも以前のことで覚えていないのですが入院してすぐに高カルシウム血症がわかったので、それによる嘔気か軽度のせん妄ではなかったかなあと思います。当時、ビスホスフォネートもなく、非定型抗精神病薬もまだ発売にいたっていませんでした。ハロペリドールを1/2アンプル(2.5mg)静注で投与 . . . 本文を読む
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