緩和ケア医の日々所感

日常の中でがんや疾病を生きることを考えていきたいなあと思っています

死を語る≠終末期医療

2018年01月14日 | 医療
肉腫とがんでは、症状の出方が異なります。肉腫は、浸潤しないで腫大化していくことが多いため、痛みや呼吸困難感などの症状は相当大きくなってから出現する傾向にあります。また、肉腫は宿主がどんどん痩せていくという悪液質も少ない傾向にあります。前者は、病理学的な観点から、後者は、肉腫の免疫応答などから理解できます。ただ、臨床的には、経験の積み重ねがあって、やっと、予測したり、読み取れることができるようになっ . . . 本文を読む
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