緩和ケア医の日々所感

日常の中でがんや疾病を生きることを考えていきたいなあと思っています

こんな服薬指導はいりません!(1)

2007年06月13日 | 医療

外来で、怒りでカッカッの出来事がありました。

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もともと、心臓が悪く
他院でフォローアップされている
高齢の患者さんでした。

口腔内の疼痛を訴えられ
経口内服がだんだん難しくなっていました。

入院中、オキシコドンを導入し
外来で貼付剤に変更した次の外来でした。
フェンタニル貼付剤2.5mgです。
もちろん、NSAIDや鎮痛補助薬も併用していました。

いつも、2週間の様子を記録してきてくださいます。
ところが、痛みは激しく
加えて、便秘や下痢をされています。
何が起こったのだろうか・・・
と・・考えていたところ・・

「外の薬局さん(門前の調剤薬局さん)の
  薬剤師さんに、この貼り薬は心臓に悪い
 と言われたので、はがしました」

・・・・・・・・・・・・

はぁ?????


心臓に悪い??



心筋梗塞の時だって

オピオイドは積極的に使います。
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今日も、お付き合いくださりありがとう。明日も、来て下さいね。
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