紅葉を見ると思い出します。
茶道では
枯れた葉を ”照葉”(てりは)と呼ぶ
ということを・・
自然に枯れていくことの美しさ。
それを枯れ葉と言わず、
日に照り、最期に輝き、
日に照り、最期に輝き、
そして、落ちていくさまを
表す言葉なのだそうです。
表す言葉なのだそうです。
患者さんご家族に教えて頂き、
初めて書いたのが2006年。
2014年の秋に侘寂について書いたものから抜粋ですが・・
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侘(わび)・寂(さび)にみる美意識。
わび という言葉の根元には、
「思い通りにならない辛さ」
さび には、「生命の衰え」という意味があり
その否定的な感情が転じて、閑寂・簡素・枯淡の境地となり
日本の美意識となっていったのだそうです。
侘(わび)・寂(さび)にみる美意識。
わび という言葉の根元には、
「思い通りにならない辛さ」
さび には、「生命の衰え」という意味があり
その否定的な感情が転じて、閑寂・簡素・枯淡の境地となり
日本の美意識となっていったのだそうです。
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最近、亡くなった患者さんのことを
ずっと考えていました。
本当に、あのプロせずでよかったのだろうか、
患者さんは、果たして、
よしとしてくださって旅立たれたのだろうか・・
答えのない問答でした。
患者さんは、果たして、
よしとしてくださって旅立たれたのだろうか・・
答えのない問答でした。
そのような時、
秋晴れの中で
色づき舞い散っていく葉をみて、
この”照葉”を思い出しました。
色づき舞い散っていく葉をみて、
この”照葉”を思い出しました。
枯れ老いて亡くなったというより、
確かに、
照り、輝き、歩み切った最期でした。
改めて、
ご家族にお声をかけてみようと思います。
どのように感じられているか・・
そして、
そして、
照葉のような幕の閉じ方だったと・・
老いや衰弱をも、
照る時として見つめられるように
ご家族とともに・・
まったく知らなかったので、大変便勉強になりました。
わび、さび…
いい言葉です。勉強になりました。
子供達にも教えました。
緩和ケアはほとんどの患者さんが亡くなっていくため、よかったのかどうかの答えが得られず苦しい部分が多分にあると思います。
そこをきちんと考えることは本当に大切ですが、医療者もまた人ですから、ご自分を壊さぬよう、ご自分の気持ちも大切にしながらゆっくり前へ進んでいくのがいいのかと思いました。
コメント、ありがとうございました。
リンク張って下さって、ありがとうございました。
照葉のお写真、素敵でした。