江戸の妖怪、怪奇、怪談、奇談

江戸時代を中心とした、面白い話を、探して、紹介します。

「日本山海名物図会」でのカッパ、カワタロウの記述 

2024-11-13 20:57:15 | カッパ

「日本山海名物図会」でのカッパ、カワタロウの記述 

                                                           2024.11

姿は、五六歳の小児のようである。全身に毛があり、
猿に似て眼がするどい。
いつも、海辺に出て相撲を取る。
人を恐れることがない。しかし、人が近くに寄れば、水中に飛び入る。
時としては、人にまとわりついて水中へ引き入れてその人を殺す事がある。
河太郎と相撲を取った人は、たとえ勝っても正気を失ない、大病になると言う。
シキミの抹香水を飲ませば、正気を取り戻す、と言う。
河太郎は豊後の國に多い。その外、九州の各地にいる。
関東に多く、関東では河童と言う。

「日本山海名物図会」広文庫より



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