「昔には、すべての事が真面目で、本気で、そして一生懸命であつたよ。なかなか今のやうに、首先ばかりで、智慧の出しくらべするのとは違つて居たよ。何人も万一罷り違つたら、自分の身体を投げ出す覚悟で仕事をしたよ。功労なら、人のものまで自分のだといひ、過失なら、自分のものまで人のだといふやうな事は、流行らなかつたのさ」(勝海舟「氷川清話」より)
明治以降今日まで、人の功を自分のものだというような、また、人の数字や物質的なものまで自分のものと求める風潮が社会を貧困にしているような気がします。人のために尽くすことこそ社会を豊にするのではないでしょうか。
明治以降今日まで、人の功を自分のものだというような、また、人の数字や物質的なものまで自分のものと求める風潮が社会を貧困にしているような気がします。人のために尽くすことこそ社会を豊にするのではないでしょうか。