法律は何のためにあるのかー田中正造

○あなたがたが見て居れば政府は悪事を為さず。見るの力は法律よりも強よし。見ざれば法律を私製して悪事に働きて憚る事なし。
○法律のために人を虐げるものにあらず。
○人のために法律は設けたるものなればなり。
○法律のために従来安全に生活せしものを、その処を失はしめて乞食浪人となすは、破道破憲の極甚なるものなり。
○法律の原則は如何。
＝田中正造文集　明治42年7月14日（岩波文庫）より＝

田中正造が明治から平成の現代に向けて叫んでいるよううに感じる今日この頃です。