外出自粛の中、自宅にいることで読書三昧の日々です。書棚から数冊本を取り出していくつかの本をあちらこちらに読書の中で散歩します。散歩?外に出て散歩するのではなく自宅にいて数冊の本を散歩するのです。読みながら音楽も流します。大好きなチャイコフスキーの交響曲ーチャイコフスキーは1840年生まれー同じ年日本では渋沢栄一が生まれています。その少し前の1836年に幕臣榎本武揚が生まれています。戊辰戦争最後の戦い五稜郭まで新政府軍と戦い敗れた榎本武揚は監獄に収監された後、明治政府に出仕して初代の駐在ロシア特命全権大使としてロシアのペテルブルクに赴きます。ペテルブルクと言えば、そうチャイコフスキーが司法省を退職して音楽を志して音楽院で学んだところです。その頃は帝政ロシアー圧政に苦しむ貧民を想うチャイコフスキーは交響曲1番冬の日の幻想を作曲しました。このロシアと樺太・千島交換条約を調印した榎本武揚は当時のロシアをどう見たのでしょうか。その後日本はロシアと日露戦争で戦います。日露戦争当時、ペテルブルクでは国民の生活が苦しくなり血の日曜日事件が起きます。ロシア革命の前兆となる機運が高まっていった時代です。日本では平民社など社会主義運動が広まりますが政府による思想弾圧による大逆事件があり社会主義運動の冬の時代をむかえます。読書をしながら日本とロシアの歴史散歩をしながらいろいろ考えさせられました。
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