今日は新宿のベルサール新宿グランドホールで行われた再生医療実現拠点ネットワークプログラム平成26年度公開シンポジウムに参加してきました。ノーベル賞を受賞した京都大学IPS研究所の山中伸也教授やIPS細胞で初の臨床試験を行った理化学研究所の高橋政代プロジェクトリーダーなど再生医療の最先端を行く研究者が登壇して再生医療の現状を説明されました。参加者は研究者だけでなく行政、企業関係者また、難病患者さんも参加していました。私が最も注目したのは再生医療の倫理教育のことです。再生医療は様々な分野から今注目されていますが、経済政策や利益優先、研究実績の面だけでなく、研究者、医療従事者、行政、企業、患者、一般市民が、人の命の大切さをそれぞれの分野の人々が共有してお互いに再生医療における倫理教育を創り上げていかなければならないと思いました。
いよいよ今週、22日木曜日は今年最初の薬害エイズを考える山の手の会です。今回は3月10日に予定されている学習会の企画を参加者と共に話し合います。3月10日の学習会では国立国際医療センターのコーディネーターナースの方を講師にお呼びしてHIVに関する活動をしている人々向けにHIVについて学ぶことと参加団体の交流を目的としています。HIVに関しても国際協力活動や国内ケア団体、薬害団体など様々です。HIVの智識を習得しながら、様々な活動分野の団体との交流もあらたな気づきが得られるものと思います。より充実した学習会にするため準備をしていきます。
次回の薬害エイズを考える山の手の会
日時:1月22日(木)19時~21時
場所:北区NPOボランティアぷらざ・交流コーナー(北区王子1-11-1北とぴあ4階)
次回の薬害エイズを考える山の手の会
日時:1月22日(木)19時~21時
場所:北区NPOボランティアぷらざ・交流コーナー(北区王子1-11-1北とぴあ4階)
今日はカトリック赤羽教会のがん患者さんの集まりに出てきました。この集まりに参加していた、まだ若い青年のがん患者さんが今年に入ってつい先日亡くなられました。がんなの集まりとはいえ、若くして亡くなることの悲しさを参加者と共に共有しました。その青年は、がんでありながら病気と向き合って前向きに生きておられました。亡くなられたことは非常に残念です。あらためてご冥福をお祈りするとともに、がん患者さんと共に様々な人々のなかで人間の生き方について分かち合う機会を創っていきたいと思います。
「敵に味方あり味方に敵あり」といつて、互いに腹を知りあつた日には、敵味方の区別はないので、いはゆる肝胆相照らすとはつまりこのことだ」(勝海舟「氷川清話」より)
勝海舟は幕末に幕臣であっても薩長との人的交流があり、明治になって新政府や旧幕臣との人的交流を欠かさず、常に敵味方、損得勘定ぬきで常に人間的に交流していました。損得勘定で人の付き合いを判断している風潮が見うけられますが、勝海舟のように人間的な付き合いが最も必要なときだと想います。
勝海舟は幕末に幕臣であっても薩長との人的交流があり、明治になって新政府や旧幕臣との人的交流を欠かさず、常に敵味方、損得勘定ぬきで常に人間的に交流していました。損得勘定で人の付き合いを判断している風潮が見うけられますが、勝海舟のように人間的な付き合いが最も必要なときだと想います。
「人の和は永久の和にあらざれば、いよいよ危し。多くは時に和するを見て人の和と云うもの多きを以てなり。永長の和は更に大いなり。堅牢なり。永久とは社会皆人の人たる本義を修め、国民の上下貴賎なく、強弱貧富なく、互に克信ずるにあり。また公平無慾誠の信愛にあり。愛は義を生み、義は信を生み、信は力を生みて、その力らの合する、これを永長の人和と云う。ここに人あり」(田中正造 明治42年8月24日)
勝海舟もよく誠の一字を重んじていましたが、田中正造のこの日記にも誠があらわれています。自分の行いを反省しながら田中正造を思い起し活動に励みましょう。
勝海舟もよく誠の一字を重んじていましたが、田中正造のこの日記にも誠があらわれています。自分の行いを反省しながら田中正造を思い起し活動に励みましょう。