8月2~4日に行われる横浜エイズフォーラムもいろいろ2週間となりました。薬害エイズを考える山の手の会は8月4日(日)午後1時から神奈川大学名誉教授の常石敬一先生をお呼びして薬害エイズと731部隊の関係についてお話しして頂きます。今日はフォーラム前の最後の例会で当日の時間割や流れを確認しながら残りの時間は今後のことについても話し合いました。様々な活動団体のやり方などの例に取りながら薬害問題について他人事のような社会に対してどのように活動を進めていくべきかみんなで考えました。
「あなたが人生に絶望しても、人生はあなたに絶望しない」(高木慶子「それでも人は生かされている」より)
人間だれしも絶望体験はあるでしょう。がんや難病などの病気、裏切り、事業の失敗、左遷等で悲嘆にくれることもあると思います。その絶望体験はその体験者である本人しかわからないでしょう。人にも会いたくない苦しみ、思い悩み、私にもあります。でも上智大学グリーフケア研究所の高木慶子先生はこの体験から悲嘆力が蘇り、絶望が希望に変化すると言うのです。悲嘆力は悲しみから立ち上がる心の回復力であると、そして人の悲しみを共有し、受け止める寛大さと、向き合う勇気、赦すという選択を通して、人生の歓喜を感謝することが出来ると。この本に出会いて感謝の気持ちでいっぱいです。
人間だれしも絶望体験はあるでしょう。がんや難病などの病気、裏切り、事業の失敗、左遷等で悲嘆にくれることもあると思います。その絶望体験はその体験者である本人しかわからないでしょう。人にも会いたくない苦しみ、思い悩み、私にもあります。でも上智大学グリーフケア研究所の高木慶子先生はこの体験から悲嘆力が蘇り、絶望が希望に変化すると言うのです。悲嘆力は悲しみから立ち上がる心の回復力であると、そして人の悲しみを共有し、受け止める寛大さと、向き合う勇気、赦すという選択を通して、人生の歓喜を感謝することが出来ると。この本に出会いて感謝の気持ちでいっぱいです。
毎年、海の日に生誕地墨田区で行われる勝海舟フォーラムも今年で16回目。私も毎年楽しみにしていてもう何回参加したか忘れるくらいになりました。今年は「勝海舟の恩送り~現代へ続く道、勝海舟の託した未来~」と題して岩の原葡萄園の創業者川上善兵衛が取り上げられました。欧米の輸入ワインがほとんどだった明治に勝海舟との出会いから日本独自のワイン製造を手掛け岩の原葡萄園を創業した川上善兵衛。事業の厳しさも体験しながらサントリー創業の鳥井信治郎の協力もあり現代に引き継がれています。勝海舟はお菓子屋や様々な事業にも関心を持ち当時若い事業者に声をかけ交流して力づけています。勝海舟は成功した人でなく苦しみ悩んでいる人を力づけ成功に導いています。勝海舟の愛が人材育成の場にも広がっています。
今日の毎日新聞の書評に敗戦後、東大総長になった政治哲学者・南原繁の生涯を描いた小説「夏の坂道」が載っていました。見出しに「新憲法の理想主義掲げた学者の生涯」とありました。南原繁は新渡戸稲造や内村鑑三の影響を受けます。戦前、戦中、戦後の激動の時代を政治哲学者として生きます。厳しい時代であるからこそ理想を掲げ人のために生きました。この激動の時代に南原繁がいたことは日本の大きな財産であると思います。
もう20年前になるでしょうか若手社会起業家のコンペでエクアドルの森を守るために現地でコーヒー豆を栽培して日本で売るフェアトレード運動を提唱した女子大生がいて私はコーヒーが好きだったのでその運動に関心を寄せました。聞いてみるとナマケモノ俱楽部という環境NGOを立ち上げ、そこを起点に国分寺にカフェスローというフェアトレードコーヒーを飲ませるお店を作ったということで私も通い始めお付き合いを始めました。代表世話人の明治学院大学で文化人類学を教えている辻信一さんは「スローイズビューティフル」という本を書きスロー運動を展開しています。私はこの本の初めにあくせく働いて稼いてお金を得ると保険を買ってと世の中の生き方を批判的に書いているので保険で仕事をしている私にとっては最初は少し疑問を感じたのですが、読んでいくうちに世の中の人が忘れている素敵な生き方を教えてくれてナマケモノ俱楽部と20年のお付き合いとなりました。世の中がグローバリゼーションと言われる中で辻信一さんはこれからはローカリゼーションと生き方を進めています。地域の中で一人ひとりの生き方を尊重しお互いに分かち合っていくことー今日は明治学院大学でナマケモノ倶楽部20周年の集いが開かれ、これからの運動は友産友消ー自分たちで作り自分たちで分かち合うー運動が提唱されました。現代は地球規模で生き方が問われています。人類は大きな決断に迫られる大きな転換点に来ています。地球に住む一人ひとり自らの生き方が正に問われていると言えましょう。