昨日首相が総裁再選会見を行っていた。
2020年に向けてアベノミクス第2ステージの展開とその柱となる「新3本の矢」が本会見の目玉だったようだがさてさて第1ステージの第3の矢とされた「成長戦略」は結局何がどう実行されたのだろうか。
詰まる所、成果が出ないままはぐらかされてしまった感が残る。
「新・第3の矢」の1つである「希望を生み出す強い経済・・・GDP600兆円」に引き継がれるというのかもしれないが一旦ここで何がどこまで進んだのか総括して欲しかった。
首相は第1ステージの後半から「(成果を)全国津々浦々に・・・」を幾度となく口にしていたのだがこの公約が反故にされないことを切に望むものだ。
また首相は本会見で「1億総活躍」プランを提唱、担当相の設置も発表していたのだが「単に任命すればいい」というものではないことは過去の歴史が雄弁に語っている。
地方創成担当相、少子化対策担当相などが大きな成果を生んだと言う声はいまだ聞いたことがない。
既存省庁との調整やバッティングが予想される「1億総活躍担当相」が活躍するなどはまさに至難の業だと思う。