「豊洲の主要棟盛り土せず」に思う

またまた残念なニュースが飛び込んできた。
築地市場の移転先として建設されている豊洲市場の主要棟で土壌汚染対策としての盛り土が行われていなかったという。
そして建物下の空洞部分には既に水たまりが生じているという。
これにはさすがの強硬な移転推進派も言葉を失った。
何故スペック通りの盛り土工事が行われなかったのか、何故コンクリート板に変更されてしまったのだろうか。
原因はいずれ明らかになるのだろうが重要なことはそれをどう収めるかだ。
コンクリート板で（揮発性のある）ベンゼン等の有害物質を半永久的に遮断できるのか。
もしできないとすれば今からどんな対策が考えられるのか。
それまで築地市場を使い続けるとしたら東京五輪への影響はどうか。
まったく全て時間との勝負だ。
都知事も大変だが市場に入居予定の業者も大変な迷惑を蒙っている。
税金の無駄使いや事業者の持ち出し分は誰がどんな形で償うことになるのだろうか。