グッチーの日本寸評

「わが日本を少しでもいい国、住みたい国にしたい」との思いから日本の政治、経済、世相を自由気ままに評論する。

早期・希望退職1万人超に思う

2019年12月07日 | 経済
東京商工リサーチの調査によれば今年1月から11月までの上場会社の早期・希望退職者の募集(または応募)総数が1万人を突破したとのことだ。
その昔終身雇用慣行が当たり前だった頃の「早期・希望退職」は随分インパクトを伴って受け取られたものだがいつの間にか感覚がマヒし昨今では大した感慨も起こらない。
以前は構造不況業界の専売だった早期・希望退職制度も今や従業員の年齢構成是正・調整手段として採用されるようになった。
時代も変わったねぇ・・・。
労働市場のモビリティそのものは悪いことではない。
ただ早期・希望退職者が路頭に迷うような俗に言う離職難民になる恐れはないのだろうか。
ふとそんな危惧が頭をかすめた。
厚労省はこの新しいトレンドにキチンと目配せしているのだろうか。