グッチーの日本寸評

「わが日本を少しでもいい国、住みたい国にしたい」との思いから日本の政治、経済、世相を自由気ままに評論する。

マイナポイントのハードルの高さに思う

2020年09月06日 | 政治
9月からマイナポイント・サービスがスタートした。
しかしながらその申し込み状況は思ったほど芳しくないようだ。
試しに手続きにトライしてみたがこれがなかなかの難物なのである。
先ず正式の手続きの前に「予約」というプロセスがある。
マイナポイン制度を利用するにあたってはマイナンバーカードの取得が前提なのだからこれはやむを得ないかもしれない。
問題はこの先だ。
ほとんどの決済業者が門戸を開いていると思いきや、クレジット・カードでいえば最初から降りている(本制度に参加していない)業者が結構な数に上っているし交通系電子マネーでも無記名で使っている利用者は対象外だ。
そこで(普段はあまり利用していない)本制度に参加している数少ないクレジットカードを抽斗から引っ張り出してネットでマイナポイントの申込にチャレンジしてみた。
基本情報を入力したら今度は業者から決済ID等を送信するというのだがその前にワンタイム・パスワード入力の要求があった。
ここまで来るとさすがに「もうどうでもいいや」という気になってきた。
マイナポイントは1人当たり高々5000円という上限がある。
いくら不正をチェックすべしと言えどもそのためにこれほどの煩雑な手続きを経なければならないのか?
本制度に参加しない業者が結構多いのも分かるような気がしてきた。
マイナポイント制度はイマイチ普及が進まないマイナンバーカードに「喝」を入れようとしたものかも知れないが今のままでは結局両者とも共倒れになってしまうのではないか。
このところ景気刺激策の多くがなぜかチグハグだ。
どこに問題があるのだろうか・・・。