グッチーの日本寸評

「わが日本を少しでもいい国、住みたい国にしたい」との思いから日本の政治、経済、世相を自由気ままに評論する。

先行き不明の景況感に思う

2020年09月27日 | 経済
共同通信が全国の自治体を対象に8~9月上旬行った景況感調査で全体の97%が「下降」と回答していたとのことだ。
「果たして残りの3%はどこなんだ?」と突っ込みたくなるほど日本に経済は沈んでいる。
一方で家計の現預金はこの3か月で30兆円積みあがっているという。
明らかに経済活動自粛の結果なのだが使いたくとも使えないというのが実態なのだろう。
1人10万円という一律定額給付金は総額で12兆円なのだがやはりこれは政策ミスではないかと思う。
「困窮者に手厚く」という方が理に適ってると思うのだが様々な思惑が交錯して結果はそうはならなかった。
一部の困窮者の困窮度は増す一方だから政府はさらなる経済支援対策を余儀なくされるだろう。
GoToキャンペーンも相応の効果が見込めるが今の制度設計はあまりに雑過ぎて様々な対象者に支援が行き渡るとは言い難い。
とかくブレーキとアクセルの使い分けは難しい。
スピードも大事だが緻密さも重要だからね。