昨日現政権初の国政選挙がなされ与党自民党が全敗する結果に終わった。
1選挙区は公認候補を立てず、もう1つはライバル政党の有力議員コロナ突然死に伴う弔い選挙、という特殊事情はあるものの3戦全敗は自民党にとってショッキングだっただろう。
ただ首相の敗戦の弁は「国民の審判を謙虚に受け止め(中略)正すべき点はしっかり正したい」という至極当たり前でいつの世でも通用する平板なものだった。
それにしてもそもそも首相は国民の声に耳を傾けるつもりがあるのだろうか・・・、ついつい疑ってしまうねぇ。
若し国民の声に耳を傾ける、というのならまず定例記者会見のあり方を変えねばならないと思う。
質問が残っていても会見時間を打ち切るとか、質問者の再質問は受け付けない、といった運営方法は「謙虚さ」とは程遠い。
具体的な問題でいえば広島・河井陣営に渡ったとされる選挙資金1億5千万円の支出決済プロセスや使途などもキチンと説明しなくてはならないねぇ、もう検察の捜査も終わったのだろうし。
そうそう、例の学術会議メンバーの任命拒否だって依然として口を噤んだままである。
ワクチンの確保問題だってもう少し誠意のある回答が必要だろう。
総務省幹部接待の実態は・・・?
今回の国民の審判はとにかく積もり積もった鬱積の結果なのである。
「総裁として重く受け止める」なんてフレーズはそれだけだとすれば何のつっかい棒にもならないと思う。