神田蘭…『五郎正宗 孝子伝』
神田紅葉…『お富の貞操』
神田きらり…『山内一豊伝 出世の馬揃い』
神田阿久鯉…『天明白波伝 むささびの三次 召し捕り』
神田松鯉…『肉付きの面』
《お仲入り》
神田陽司…『レ・ミゼラブル オリオン号での出来事』
神田愛山…『気になる男』
神田陽子…『義士銘々伝 大石妻子の別れ』
今月初の有給休暇。水曜なので事務員さんも快く(?)許してくれました。
前夜、新宿の和民で7時間も飲み続けたため、笑福亭仁鶴師風に言えば
「あたまガーン、ガーン、ガーン、胃腸はグール、グール、グール・・・」
状態。それでも11時に上野広小路に着いたため、某牛丼チェーンで『特製カレー・キムチ・豚汁』を食う。
私、二日酔いの時はなぜかカレーが食べたくたるのです。それも胃が悲鳴を上げるような濃いカレーを…
会場に入ると見事にジジババの宝庫。そりゃ確かにね、平日の真っ昼間に講談を聴きに来るのは・・・(以下略)。
開口一番は蘭さん。先月の若葉会でも聴いた読み物ですが、やはり泣けてきます。
鬼母と五郎を見事に演じ分けていましたが、蘭さんって美人なだけに逆説的に言えば「鬼母」のイメージがあっているような、ないような…
紅葉さんの読み物は芥川龍之介の原作。スリル満載の内容で聴きながらドキドキしてしまいました。
こういう話を蘭さんがやったら、どんな演じ方をするんだろうと考えたりして
きらりさんは一昨日の末広亭でも聴いた読み物ですが、今回は時間がたっぷり30分あるので「ひとり会」でも話した“我慢と忍耐”をマクラに持ってきました。
非常にわかりやすい内容で、しかも読んでいる合間には山内一豊の読み方が『やまうち』『やまのうち』、『かずとよ』『かつとよ』の2×2=4通りあるという説明。うーん、確かに
『講談聴くとタメになる。落語を聴くと・・・(以下略)』
この11日から明日までは末広亭、ひとり会、ラジオ、広小路亭と、ほぼ連日のお仕事。体は大丈夫かと心配しましたが、今日の高座を見る限りは元気一杯のようで安心しました。
阿久鯉さんって、2006年度版の寄席演芸年鑑を見る限り、写真と年齢のギャップを感じていたのですが、今日でその疑問も解消しました。
あれは写真が悪い。可哀想ですよ。東京かわら版の4月号に相応の写真を載せて欲しかったですね。
とまぁ、そんな独り言は置いといて、今日の読み物も結構聴かせる内容でした。
お茶っ引きの花魁の悲哀がよく出ていたと思います。
松鯉先生『大きい声が出なくなっちゃたんですよ。(後ろのご婦人が「あら~」)・・・二日酔いで・・・(ご婦人「な~んだ」)』
前日の末広亭出演後、御贔屓さんと飲んだそうで、
『若い頃は平気で一升飲めたんですが、最近はダメですねぇ…5合しか飲めない』
観世に鬼女の面を割られ自害した父の後を継ぎ、立派な彫師になって観世を唸らせた息子。特に閻魔像は新宿の『太宗寺』に安置されているそうです。
落語の「浜野矩随」のような読み物で、物語の判りやすさと松鯉先生の語り口が相まってどんどん引き込まれていきました。
仲入り後の2席は初見の男性講釈師。
陽司先生はかの『レ・ミゼラブル』でしたが、どうも横文字の登場人物というのは話に入りにくく、途中で船を漕いでしまいました
愛山先生はユニークな方です。実際の読み物はラスト5分前後。その前の約25分は延々とご自身の引っ越しの話。面白かった!
私自身は「艱難辛苦」を乗り越えられずに、陽子先生登場。
「講談界の藤原紀香」は言わなくなったのでしょうか?
来年は阿久鯉さんが真打昇進だそうで、陽子先生、神田山吹先生、神田京子さんと続いた“結婚ラッシュ”などおめでたい話題が続く日本講談協会。
「来年は“離婚ラッシュ”かな?」と、例の独特の笑い声で爆笑を誘います。
それにしても陽子先生の笑い声って、文字にしにくいですね。
二日酔いと睡眠不足での講談8席はちょっと厳しかったのですが、まずはきらりさんの元気な姿を拝見できたのが何よりでした。
神田紅葉…『お富の貞操』
神田きらり…『山内一豊伝 出世の馬揃い』
神田阿久鯉…『天明白波伝 むささびの三次 召し捕り』
神田松鯉…『肉付きの面』
《お仲入り》
神田陽司…『レ・ミゼラブル オリオン号での出来事』
神田愛山…『気になる男』
神田陽子…『義士銘々伝 大石妻子の別れ』
今月初の有給休暇。水曜なので事務員さんも快く(?)許してくれました。
前夜、新宿の和民で7時間も飲み続けたため、笑福亭仁鶴師風に言えば
「あたまガーン、ガーン、ガーン、胃腸はグール、グール、グール・・・」
状態。それでも11時に上野広小路に着いたため、某牛丼チェーンで『特製カレー・キムチ・豚汁』を食う。
私、二日酔いの時はなぜかカレーが食べたくたるのです。それも胃が悲鳴を上げるような濃いカレーを…

会場に入ると見事にジジババの宝庫。そりゃ確かにね、平日の真っ昼間に講談を聴きに来るのは・・・(以下略)。
開口一番は蘭さん。先月の若葉会でも聴いた読み物ですが、やはり泣けてきます。
鬼母と五郎を見事に演じ分けていましたが、蘭さんって美人なだけに逆説的に言えば「鬼母」のイメージがあっているような、ないような…

紅葉さんの読み物は芥川龍之介の原作。スリル満載の内容で聴きながらドキドキしてしまいました。
こういう話を蘭さんがやったら、どんな演じ方をするんだろうと考えたりして

きらりさんは一昨日の末広亭でも聴いた読み物ですが、今回は時間がたっぷり30分あるので「ひとり会」でも話した“我慢と忍耐”をマクラに持ってきました。
非常にわかりやすい内容で、しかも読んでいる合間には山内一豊の読み方が『やまうち』『やまのうち』、『かずとよ』『かつとよ』の2×2=4通りあるという説明。うーん、確かに
『講談聴くとタメになる。落語を聴くと・・・(以下略)』
この11日から明日までは末広亭、ひとり会、ラジオ、広小路亭と、ほぼ連日のお仕事。体は大丈夫かと心配しましたが、今日の高座を見る限りは元気一杯のようで安心しました。
阿久鯉さんって、2006年度版の寄席演芸年鑑を見る限り、写真と年齢のギャップを感じていたのですが、今日でその疑問も解消しました。
あれは写真が悪い。可哀想ですよ。東京かわら版の4月号に相応の写真を載せて欲しかったですね。
とまぁ、そんな独り言は置いといて、今日の読み物も結構聴かせる内容でした。
お茶っ引きの花魁の悲哀がよく出ていたと思います。
松鯉先生『大きい声が出なくなっちゃたんですよ。(後ろのご婦人が「あら~」)・・・二日酔いで・・・(ご婦人「な~んだ」)』
前日の末広亭出演後、御贔屓さんと飲んだそうで、
『若い頃は平気で一升飲めたんですが、最近はダメですねぇ…5合しか飲めない』
観世に鬼女の面を割られ自害した父の後を継ぎ、立派な彫師になって観世を唸らせた息子。特に閻魔像は新宿の『太宗寺』に安置されているそうです。
落語の「浜野矩随」のような読み物で、物語の判りやすさと松鯉先生の語り口が相まってどんどん引き込まれていきました。
仲入り後の2席は初見の男性講釈師。
陽司先生はかの『レ・ミゼラブル』でしたが、どうも横文字の登場人物というのは話に入りにくく、途中で船を漕いでしまいました

愛山先生はユニークな方です。実際の読み物はラスト5分前後。その前の約25分は延々とご自身の引っ越しの話。面白かった!
私自身は「艱難辛苦」を乗り越えられずに、陽子先生登場。
「講談界の藤原紀香」は言わなくなったのでしょうか?
来年は阿久鯉さんが真打昇進だそうで、陽子先生、神田山吹先生、神田京子さんと続いた“結婚ラッシュ”などおめでたい話題が続く日本講談協会。
「来年は“離婚ラッシュ”かな?」と、例の独特の笑い声で爆笑を誘います。
それにしても陽子先生の笑い声って、文字にしにくいですね。
二日酔いと睡眠不足での講談8席はちょっと厳しかったのですが、まずはきらりさんの元気な姿を拝見できたのが何よりでした。