”ワイン”の微笑(ほほえみ)

A Smile of Wine/ Sorriso di Vino/ Un Sourire de Vin

BOSCO degli OLMI ROSSO

2015年06月01日 17時01分59秒 | イタリアワインITALIA
リヴォルノに本社があったフォルティトゥード社。
それほど長い間ご紹介したワイナリーではありませんでしたが(それでも5年前後は継続させていたと思います。)この姿にご記憶のおありの方も多いのではないでしょうか。

BOSCO degli OLMI ROSSO
(ボスコ デリ オルミ ロッソ)
1998年モノです。









ステンレス・タンクだけで仕上げたサンジョヴェーゼ主体のIGT(地酒)です。


古酒になっていないと予想。
始めから試飲というよりは楽しむために冷やしておきました(赤ですが)。

ひょえ~、バリOKです。

色はちょっとレンガ色が入っているかという程度で、味は古酒の紹興酒的な味わいは無くOK

但し。

3時間後に遅れて食事をスタートした別の住人(ネコではありません)が試した際は「紹興酒っぽかった」とのこと。

まぁ、抜栓して気軽に直ぐにお楽しみくださぁ~いって感じだと思います。


この銘柄も昨夏引っ越しの際、開けなかった箱に収納されていた(現在宝箱とスタッフ内では囁かれています。)もの。
極々少量です。
名古屋で、、、、、、、って感じに。

極々少量しかないのに味を見てしまうのは、輸入元の役得ってことで重ねてお許し下さい。















MONFERRATO BIANCO Livio Pavese

2015年06月01日 16時52分54秒 | イタリアワインITALIA
ファンだった皆さまには懐かしくて堪らない響きだと思います、この”リヴィオ”。
そうです、北イタリア、モンフェッラートのリヴィオ パヴェーゼさんのワイナリーの白。



1998年
MONFERRATO BIANCO。
コルテーゼ100%だったか、シャルドネとコルテーゼだったか、後で昔の資料を調べてみないと思いだせません、失礼。

今年2015年春の通販で375ml(1998年モノ)をご案内しご好評頂きました。
これは直ぐになくなってしまいましたが、今回は昨夏の引っ越しの際に開けもしなかった幾つかの箱から、375mlではなく750mlが3本でてきましてっ
(他にモスカートも3本。)
どんな状態か試したくって、1本あけちゃいました。
試飲ではなく、飲む気マンマンでしたので十分冷やしてから抜栓。











あっ、リヴィオさんの写真などをブログにアップしたかったのですが、データが見当たらず、昔のファイル資料を撮影したので、それをアップ致します。
リヴィオさんの顔とか見えますでしょうか。



勢い良くコルクを抜こうとしてコルクがバシっときれました。








1998年モノです。
コルクは優しく丁寧に抜きましょう。


琥珀色、飴色です。






古酒です。

味はシェリーっぽい感じですが、肉厚でバターっぽくもあり、好き嫌いはありますが、とても楽しめる味わい



リヴィオさん。
次が名古屋でのワイン会だからというわけではございませんが、恐らく日本で最もリヴィオさんが好きなご姉妹が名古屋にいらっしゃいます。
昔はリヴィオさんのワイナリーのダンボール箱(未使用の新品)を何枚か送ったほどでした。
(今でもお部屋の収納BOXとしてお使いのようです。)
このラストのリヴィオさんのワイン、数もほとんど無いに等しので皆さまには「飲んだよ~」というご報告だけで、名古屋のご姉妹にっ。
ご了承ください。


リヴィオさんは何年か前にお亡くなりになってしまいました。
その後、別の経営者がワイナリーを引き継いでいます。
ワインのスタイルがすっかり変わり、パートナーの皆さまの思い出に残っていらっしゃるリヴィオさんのワインとは異なったものになっていたので現在輸入は致しておりません。
私どもが扱うリヴィオさんのワイン、これが最後になります。

モンタルッコとか、未だセラーに寝かせている方、多いでしょうね









GLORIA 1998 Collefiorito

2015年06月01日 15時50分33秒 | イタリアワインITALIA


1998年収穫年。
トスカーナ、フィレンツェ、チェレット グイディのコッレフィオリート農園のIGT(地酒)、カベルネ ソーヴィニヨン100%です。



1ケースほど残していたのですが、1本、何年かぶりに開けました。

名古屋えんワイン会でご案内するつもりです。



ルッケージ パッリ 伯爵家のお嬢さん(真ん中)が小学生の頃にワイナリーの風景を描いて、それをラベルにしました。



実は3部作。

3本セットで販売しましょうってなお話もありました。




週末、金曜日に開けました。












勢い良くコルクを抜こうとしたらバシっとコルクが割れました。



勿論、リコルクなどをしていないので、まぁ17年前のワインですから。
(コルクは丁寧に抜きましょう。)






レンガ色です。
バッチリ枯れています。

古酒です。
劣化したのとは違い、年度を経た味わいです。

食卓へ移動。





ステーキとビンゴ





古酒の世界。

この世界は好き嫌いがはっきり分かれます。

実際、この何年ですし、自分自身で古酒が美味しいと思い始めたのはっ


久屋大通でのワイン会かワイン・パーティ、どちらかで実際に皆さんと楽しめたら良いと計画中です。














SIRO”猫”3連発!

2015年06月01日 15時35分38秒 |  えん便り EN CO ltd.
週末。
マニヤックなワインばかり試飲していました。
レンガ色の赤とか写真撮っていると絡んでくるんですSIRO。
ドアップで撮ってやりました

































ニャン

9月ツアー FALVO1727

2015年06月01日 10時50分17秒 | えん蔵巡りツアー
9月11日(木)ツアー5日目。

2014年9月ツアーの旅程を組み立てる上で最も考えた1日です。


アルベロベッロからシチリア島チェファル(3連泊するリゾート地)までは580Km、ノンストップ(乗用車)で7時間という距離。


当初は鉄道で、電車の中で酒盛りをしながら行こうという考えでしたが、日本のように便利じゃないですものね、イタリアの鉄道。
主要都市間ならまだしも、アルベロベッロからですよ、、、、。
電車案は机上の空論としてボツとなりました。

だったらいつものように専用バスしかないってことになるんですが、まさか飲まず食わずで休憩も無しでシチリアまで行きますか
(のんびり、ゆったりがモットーのツアーです。)

じゃあ、どうしましょう。



遊びながら、楽しみながら、”移動日”ってイメージを払拭させて、知らないうちに”シチリアについちゃった!”って感じに組み立てないといけません。




輸入するかどうか候補に挙がっていて、まだ発注に踏み切れていないワイナリーが途中のカラブリア州にある
素晴らしい思い付き!

じゃあココのワイナリーを旅程に組み入れちゃえば良いじゃん!


ワイナリー見学もしたいし試飲もしたい。
昼食はその前後に何処かのレストランでとるとして、、、、、夕食は、、、、あれっ?シチリアのホテル到着は夜中の25:30??、、、こりゃ無理。




じゃあ、何とかワイナリーで見学&試飲&ランチってことにならないか



いやぁ~かなり強引でした、事前交渉。

既に輸入をしている、取引関係にあるワイナリーならまだしも発注すらしていなくって「食事の用意もできちゃうかにゃ~」なんて。

思い返せば、よく承諾してあれだけの準備をしてくれましたよワイナリーの皆さん。


結果的には、、、。
ここの昼食がとっても思い出深いものとなります。




アルベロベッロをたって3時間半くらでしたかね、お目当てのファルヴォ農園に着いたのは。





まずは初めましてとご挨拶してセラーを見学。

建物も醸造システムも新しいんですよ、とても1727年モノとは思えない





セラーは別の棟でしたが、ここも新しい。



このあたりは後日、実際に輸入することになってFamily Wine(サイト)でファルヴォ農園を紹介した文面をそのまま下記します。
***
イタリア半島、ブーツの形の”甲の部分”、カラブリア州。ティレニア海側のポッリーノ国立公園の中にファルヴォ農園があります。農園自体は1727年からの歴史がありますが家畜や野菜造りが主で、自社ブランド名を付けてワインを送り出したのはまだまだ最近の2010年からですが、代々家庭用に造り続けられてきた秘伝の”煮つめたワイン”など個性的な逸品をリリースしています。

とまぁ~こんな感じです。

イメージの中の農園はファルヴォさんからサンプルのワインと一緒に空輸された時に入っていた資料のこの写真。








次に畑に。




もう完熟~って感じです。

この葡萄を見て分かってきました、ココの名物の極甘口白のこと。

MILIROSU(ミリロス)。
イタリア半島の爪先、カラブリアのワインです。









以下は今年2月16日付のブログより。

一昨年、南イタリアで知り合い、メールで交流を深めながら、約1年半の月日を経て発注となりました。
Masseria Falvo(マッセリーア ファルヴォ)、ファルヴォ農園。
1727年からカラブリアのサラチェーナ(SARACENA)にある家族経営の小さな農園です。

ブログ上では、2014年4月25日に登場させましたが、良い白と赤、そしてたまらなく甘いパッシートをお披露目することになります。

はいっ、お船に乗って日本にやってきます。

まずは、非常に珍しい製法のパッシート(葡萄を陰干して造るイタリアの甘口ワイン。)をご紹介します。

MILIROSU(ミリロス)
イタリア語の辞典をひいても出てきません。方言です。
小ぶりの物凄く甘く香りの高いオレンジ(今は生育していないとのことです。)の名前が付けられています。

製法を簡単にご説明します。
1:ブドウは3種類使います。
(モスカテッロ ディ サラチェーナ種・グアルナッチャ ビアンカ種・マルヴァージア ビンアカ種)
2:9月初旬、熟したモスカテッロを収穫して陰干します。<水分を飛ばして糖度を高めます。>
  これは9月の下旬まで。理由は9月の下旬には後の2種類の葡萄が熟してくるから。
3:9月下旬、グアルナッチャとマルヴァージアを収穫して、潰してジュース状態にしてから寸胴(大きな鍋)に入れて煮込んでいきます。
   この葡萄を煮込むという工程、聞いたことがありませんでした
  (この製法、古くは1500年代にローマ法王に献上したという記録が残っているそうで、そのずっとずっと前からこの地方では行われていたとのことです。)
4:煮込むのは100リットルを煮込むとして70リットルになるぐらいまで。時間は3~4時間。
5:1で陰干したモスカデッロを潰してジュース状態(MOSTO)にして、これと4の状態になるまで煮込んだグアルナッチャとマルヴァージアのジュース状態(MOSTO)を冷ましてから加えます。
6:ここから、やっと醗酵になります。
  非常にゆっくりな醗酵で、2カ月近く徐々に徐々に醗酵させてゆきます。
7:その後はステンレスタンクで1年寝かせボトリングとなります。

小さい集落で大昔から造られてきた製法。
家庭、家庭によって造り方は微妙に異なります。
法律で決められた製法は存在しません。
各家庭、造り手各々でそれぞれ違ったパッシートが楽しめますが、秘伝の技もあるようです。








ミリロスのご案内まで昔のブログを使いながらしてしまいましたが、話を9月11日のお昼過ぎに戻します。

ワイナリーの見学も終って、時間は限られているのになかなかランチ タ~イム(=試飲時間)にならない、それどころか畑&畑。







あれ~、畑の先、左の方(見えないんですが)で声がするんですよねぇ~


って長いので一旦キリます。





あっ、ファルヴォ氏の写真、札幌Idさん撮影、頂戴しておりましたので掲載させて頂きます。
これはバリックが安置されたセラー内ですね。