8月30日(日)、6日前に開けた1999年のバルベーラです。
近年、私どもが扱うバルベーラと言えばバルバレスコ地区のマイネルド農園のバルベーラのみとなっております。
以前は、モンフェッラートの故リヴィオ パヴェーゼさんのバルベーラや、ピエモンテ州ではなくてミラノが州都のロンバルディア州のペルチヴァッレ社のバルベーラ(写真)などもご案内しておりました。
このペルチヴァッレのバルベーラは1999年モノです。
裏ラベルが貼られていないのと、表ラベルの色が違うので、やはりこの一本はサンプルとして日本に持ち帰ってきたものです。
セラーに長年寝かせてきました(ラップで巻かれております。)
冷えていたのでコルクを抜いても香りはたってきませんでした。
正直、1999年、16年前ということで「古酒かなぁ~?」とも思っていたのですが。
注ぎます。
おっ!
良い色じゃないですか!!!!
バッチリそう?????
収穫年を再度確認。
確かに1999年。
勝ち誇ったスタッフYを背景にっ。
何故スタッフYが?
「何回も言ってるでしょ、バルベーラはヤワじゃないっ!」
Yes!
良~~~~~く存じておりますよ、リヴィオさんのバルベーラが40~50年たっても生きていること、強いこと、存じていますよっ、、、
But ,,,
ペルチのバルベーラ、こんなに年度たったのは初めて飲むんじゃん!!!
**
ワイナリーを訪問すると、出来るだけ古い収穫年のものも試飲させてもらえるようにしてきました。
特に、初めて輸入をしようと思っているワイナリーなどはなおさらです。
勿論、全てのワイナリーで当方が思っているように理想的に試飲が出来てきたわけではありません。
このペルチヴァッレは素敵な家族が経営する小さくて光り輝く農園でしたが、自社製品として自社ラベルを付けて世にワインを出すようになってから日が浅かったので、彼らのオールド・ヴィンテージを味わう機会はありませんでした。
現在、農園からの輸入を行っていませんが、6日前、初めてこのように”彼らの昔”を今、味わう経験をさせてもらいました。
話を戻します。
スタッフYの流れでお分かりだと思いますが、1999年モノ、全く古酒ではなく、果実味と程よい酸味と、しっかり現役バリバリというか、まだ完全に”飲め頃の時期”という感じでした。
力強かった。
この赤を、1999年を飲もうという感じで食事を用意したのでありませんでしたが、味噌風味豚焼肉、OKでした。
オリはこんな感じです。
PERCIVALLE
BARBERA DEMETRA 1999
ありがとう!!!
追記::
写真から、結構冷している感じがお分かりだと思います。
たまたま冷えた保管してきたよりも現在は冷した状態にしているだけなのですが、多分、これ正解のはず。
このデメトラは古酒ではありませんでしたが、やはり16年の年月は感じさせます。
ちょっぴり後味が、、、。
これを抑える為というか、長年たってちょっとボヤァ~としてしまいがちな味を引き締める為というか、ちょいと冷して飲んでみるってのはお勧めです。
一度試してみて下さい。