㉓ 蝗害
蝗害(こうがい)は、ご存知?日本でも江戸時代を中心にしばしば発生した。気候変動の影響で近年、アフリカなどで超大量に発生して移動する。実は、コロナ被害どころではない。以下にその記事を引用する。
アフリカ東部や中東で、異常気象が引き金となってバッタの大群が発生し、農作物に深刻な被害が出ている。元々貧しい地域が多く、国連食糧農業機関(FAO)は、特にアフリカ東部6カ国で2000万人が食糧危機に直面しているとして、「前例のない脅威」と強調。新型コロナウイルスの影響で対策が遅れる懸念も出ている。
バイクが道路を通ると、まるで土煙のようにバッタが舞い上がる。大地を覆う大群が緑という緑を食べていく――。FAOが3月末にケニアで撮影した映像の一場面だ。大量発生しているのは「サバクトビバッタ」と呼ばれる種類。寿命は3~5カ月で、大量発生すると体の色が変わって群れとして行動。植物や農作物を食べながら、1日で150キロほど移動することも。1平方キロサイズの群れには約4000万匹のバッタがおり、1日で約3万5000人分に相当する食糧を食い荒らす。
エチオピアでは政府などの推計で、既に大阪府の面積よりも大きい20万ヘクタールの農地が被害を受け、35万6000トンの穀物が失われた。「毎日新聞」
また、最近軽微だが地震が頻発している。南海トラフ地震の発生も予想されている。さらに、台風1号の影響で早くも大雨の情報も聞く。災害大国日本は、この夏災害対策とコロナ対策の両立が求められる。避難所も安全な場所ではなくなる。自宅が安全な場所かどうかの確認を早急にしておくことだ。さらに、国の援助・救済を叫ぶ前に一定の自助努力の必要性も自覚すべきだろう。