俺にも言わせろ!
長野で4人を殺害し立てこもった事件が起こった。うち2名は警察官である。世の中が、安倍元首相の暗殺事件を境におかしくなっていないか?先日は現職の岸田首相が選挙期間中に襲われた。さらに有名歌舞伎俳優が両親を死なせて自らも死のうとした。
昨今、定期的に無差別殺人が発生し、一方、自殺件数も減少傾向にはならない。マスコミは安倍元首相のテロ事件を、統一教会の問題へと見事に転化し左翼系の学者からは、安倍殺人を評価するコメントすらあった。
問題なのは「殺人」や「自死」に対して教育上の努力はどのようになっているのかだ。自由や人権だと言う前に、自らを制御する「わきまえ」をどう教えているのだろうか。自分の権利を言う前に他人の心情を推し量り思いやる情操教育が不足しているのではないか。
「自分が嫌なことは他人にするな!」は、基本中の基本だ。「わきまえ」だ。
ジェンダー議論もそうだ。性的少数者の言い分を聞くのは当然だが、多数者の意見も無視するな。「わきまえ」は、双方に必要な徳目なのだ。少数者への差別はマスコミの標的になるが、多数者の気持ちを思う配慮が抜けている。「人前でイチャイチャするな」との戒めは、双方の「わきまえ」だ。人前で同性のカップルが寄り添うことに嫌悪感を持つ人もいるのだ。内心の問題であり我がままでも差別でもない。お互い様、なのだ。
このように昭和の時代では当たり前の「道徳教育」を見直すべきではないだろうか。我々はインターネットによる世の中の価値観の進化に生き者としての変化が追い付いていないのだ。体や心は太古の昔のままで便利さだけが進んでしまったのだ。石器が銅や鉄に進化するのに数千年かかったのに、蒸気機関からネット社会迄には2百年ほどで達してしまった。
極論だが、ここは一度進歩を止めても人間教育を見直したいものだ。自戒の念を込めて・・・。
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