熊野神社衣笠分社に行って来た。
分社?って何。摂社・末社・分社の違いは?大きな神社ではその御祭神に関係の深い神様を祀る摂社がある。同じ境内にあれば境内摂社、別地域にあれば境外摂社と言う。
末社は、その神社の御祭神とは別の神様を祀る神社で、多くは境内にある。境外なら別の神社と言うことになる。そして、分社はその神社の同じ御祭神(分霊わけみたま)を祀る神社である。従って独立した別の神社である。
企業で言うと、摂社は(同種事業)関連会社、末社は(別業種の)子会社である。従って連結会社だ。分社は、同種同業の別会社だ。決算も別に行う。
熊野神社は、京都3熊野神社(京都熊野神社・若王子熊野神社・新熊野神社)の一つで一番歴史が古い。衣笠分社は1980年に、ここに勧請し分社として発足した。鉄筋コンクリート打ち放しの境内?は趣はなく歴史も感じないが、3熊野神社がすべて左京にあり、右京地域に住む京都人には身近で便利かも知れない。
この地は、孝明・明治・大正の3天皇の脈を見た、福井貞憲と言う転医の屋敷跡らしい。その跡地にある。
写真の石段を上がり、小さな祠を拝んだ。御祭神はどちらですか?と、たずねるとこちらですと。つまりこの奥は単に居住空間のようだった。
歴史も奥行きも浅い神社だったが、ご利益は熊野神社同様、頭痛・ボケ防止など頭周辺に効果がある。
京都は、どこにでも神様がいる。
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