

最近、よく鼻血が出る。
食事をしたり、酒を飲んだりすると、
スー、タラ~っとくるのである。
悪い病気かと勘ぐるのであるが、
1年365日出ているわけではない。
今年は1月の後半から。
とくに目がかゆくなったり鼻がムズムズするとタラ~っとくるのである。
お恥ずかしい話だが、このシーズン、ほとんどアタマが働かない。
会社でも、家でも、細かいことができなくなり、
物事の判断やコントロールが効かなくなる。
そのせいか、周囲からは
「ジジイ、早く引退しろ!」と言わんばかりの反感を受ける。

昨日も、みんなに謝った。
言い訳ではないが、そんな病? のためかこの2週間
すっかりブログを休んでしまった。
あらためてお詫びします。

さて、その間は
30数年ぶりの再会
指導員をしていたころ(昔、合気道の指導員だったころ)の先輩と会った。
30数年ぶりだった。
相変わらずの色男。 懐かしかった。
昔の話で大いに盛り上がった。
場所は池袋。
BVD事件や文芸座事件など、数々の修羅場?をみてきた場所だった。

あのころは愛ちゃんもてたからなぁ~
先輩は言う。
いやいや、ホントにモテたのは先輩であって、私はあちらのブルーオイスター。
しかも、日本の、ちょっとヤバい方が多かった。
ちなみにBVD事件とは、30数年前
池袋西口(厳密には三菱銀行裏)にあった焼き鳥屋での出来事である。
当時私と先輩は、よく焼き鳥屋で安い燗酒を飲んでいた。
その日も練習が終わると真っ先にのれんをくぐり、
ホッピーと焼き鳥、それに燗酒を2~3本注文し飲んでいた。
すると「あちらの方からです」と従業員が燗酒の差し入れを持ってくる。
1本ならまだしも2本、3本とどんどん従業員が運んでくる。
見るとあきらかにヤバそうな、確実にあっち関係の人がウインクする。
挨拶したほうがいいのか、知らん顔したらいいのか迷っているうちに、
先輩はすでに届いた酒を平らげていた。
ヤバい!
もう引けない。どんどん追い込まれていく。
「愛ちゃん、挨拶に行ってこい」
内弟子時代、師範(いまは宗家)がよく弟子に師事する言葉である。
新宿のピンサロでも長野の上山田温泉のバーでも、
面白そうにトラブルを起こしては「お前行って来い!」である。
おかげで上山田温泉では、鯉や観音様の絵の入った人たちに説教され
明け方まで事務所の一室で話を聞かされた。
「お前のところのオヤジはホントに薄情だよな」
鯉のぼりのお兄さんが真顔で心配してくれた。
心の温かい人たちだった。
そんな経験から、先輩も挨拶に行って来いである。悪しき伝統。
で、ありがとうございます。いただきます。
と挨拶に行ったら、その恐ろしき顔のお兄さん
すっごく悲しい目をしてカバンからBVDのパンツを取り出し
「あげる」「履いてくれる」
「お金もちゃんとあげるから」
と、万札がぎっしり詰まった財布を先輩に見せる。
「愛ちゃん、あの方がああ言っているんだ。お付き合いしてあげなさい」
この一言がトラウマになった

BVD事件とは、このような事件であった。
以来、文芸座(昔東口に文芸座という映画館があった)でも、
文芸地下でも同様の事件に見舞われた。

薄情者の先輩。 後ろの方がその人である。
彼は現在、埼玉県の坂戸市で合気道の道場を開いている。
その日は門弟の方たちや当時の教え子と再会し、楽しい夜を過ごさせていただいた。
みなさんありがとう。
そのうち同好会開きます。
合気道やりましょう。

教え子で元スタッフのオオバくん

ピースサインも元教え子の井上くん

こちらは先輩の内弟子で天王洲仲間の川満くん

そしてこの日の話題になった空手部の同級わてきゅ~先輩
参加はしなかったが、次回は出席予定。
楽しい1日だった。
あぁぁ~来年は花粉対策しておこう。