四国と言うお国柄、冬のスポーツには縁がなく、興味が無いんです

せっかく冬季アジア大会が札幌で開催されているのにとは思うのですが・・・
テレビなどで見聞きするのも競技じゃなくて「珍事」の方です。
女子スピードスケート1500m決勝で日本勢が1~4位を独占したが、大会ルールで5位の選手が銅メダルを獲得した。記録としての順位はそのままで、、、。
それとは逆に男子のショートトラック1000mでは韓国勢が1~3位を独占し、4位の阪南大学の渡辺選手が銅メダルを獲得した。
選手のモチベーションと競技の普及の為に設けられた「特別ルール」みたいですね。
私の第一感は・・・
「そんな事で、、、効果はあるの??? 3位に入った人が可哀想・・」
まぁ、そんな感じで、そんなルールを採用した大会役員に批判的な疑問を持ちました。
批判する以上は私も少しは冬季アジア大会の実情を知らなくちゃと思い、ザックリとですが調べてみたんです。
一番に感じたのは参加各国の意気込みが弱いんです。 開催国の日本ですら私の様に関心を持たない人も多いし、マスコミなどの扱いも小さいので、他国の事をとやかく言えたもんじゃないんだけど・・。
まともに参加しているのは開催国の日本を除けば、中国・韓国・カザフスタンだけ。
次に多いのはモンゴルとインドで競技の半分程度に参加してる。
ヨルダン、レバノンはスキー種目だけとか、フィリピン、シンガポールはスケート種目だけに限定されていたり。 中央アジアのタジキスタンは男子アルペンスキーの一種目だけだったり。
冷静に考えると無理はないんです

ヒマラヤの山の国・ネパールでスケートは普及しないでしょ。 また砂漠の国じゃスキーもスケートも資金が豊かな国でなくちゃ無理ですよね。 アジアの多くは暖かく冬のスポーツを子供の時からする人も少ないし、施設を造って維持するには日本や韓国レベルの経済的な力が国に必要です。
興行的には日本・中国・韓国の

三国対抗戦の方が、政治や思想の背景もあって盛り上がるでしょう。
しかし、、、、アジア大会と銘打っての大会です。 その考え方の中心を何処の国において考えるかが必要です。
また地域においても日本から見ると、ヨルダン、レバノン、カタール、アラブ首長国連邦などは「アジア」とは感じられない。せいぜいインドあたりまでが「アジア」の境界線ですが、中国、ベトナム、タイの国からだと「同じアジア」なんでしょうね。
調べている途中で感じたのは・・・銅メダルをもらった阪南大学の渡辺くんの表情は


だし。。
スポーツ先進国の選手にとってアジア大会は最終目標じゃない、目標はやはりオリンピックかその競技の世界大会と言う選手が大半だろうと、、、。
それじゃあ、、、スポーツ後進国の人達のためのルールがこの冬季アジア大会にあっても良いんじゃないかと、そんな気がしてきました。
可能な限り、同じ条件で戦い、その結果を受け入れる。
スポーツには大事な事ですが、、、、
国際的なスポーツ大会は「交流」と言う部分も大事な項目です。
もしかすると、、、この珍事を生むルールの方が意義があるんじゃないかと・・・・